2017年12月15日、映画『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』がいよいよ公開される。前作「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」から約2年、世界が待ち望んだいくつもの答えは今作で明らかになるのだろうか?

今回は公開に先立ち都内で行われた極秘試写会に潜入してきた記者が、ネタバレなしで『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』の超速レビューをお届けしたい。『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』……それは予測不可能な “裏切りのスター・ウォーズ” であった──。

・裏切りのスター・ウォーズ

まずは正直に告白してしまおう。映画を観終わった記者が率直に思ったことは「メチャクチャだな!」ということである。もちろん悪い意味ではないが、前評判通りの衝撃、そしていくつもの裏切りがあったことは事実である。

では何に裏切られるのか? 劇中には数え切れないほどの裏切りが存在したが、1つだけ言えるのは、


スター・ウォーズファンであればあるほど裏切られる


……ということだ。おそらく本作で初めてスター・ウォーズに触れる人にとってはどうってことはないだろうが、旧三部作と称されるエピソード4~6、新三部作と呼ばれるエピソード1~3、そして前作「フォースの覚醒」を愛する人ほど大きな衝撃を受けることになるだろう。

・予告編も裏切りの連続

そしてもう一つ、現在YouTubeなどで公開されている予告編の中にも、多くの裏切りが隠されている。記者は本作が楽しみすぎて数えきれないほど予告編を見てきたが、今思えば予告編は裏切りの前フリ。さらに言えば「裏切りのかたまり」とさえ感じた次第だ。

果たしてあなたは今作で何度の裏切りを目の当たりにするだろうか? この “裏切り” という言葉の定義も、シンプルに「誰が裏切った」なんて意味だけではないことも付け加えておきたい。

・監督のSW愛がヤバい

もう1点、記者が強く感じたのは「監督のスター・ウォーズ愛がヤバい」ということ。今作では脚本も務めたライアン・ジョンソン監督(43歳)は、自他ともに認める大のスター・ウォーズファンである。第1作目のスター・ウォーズ公開から約40年だから、いわば「生まれながらのスター・ウォーズ世代」なのだ。

そんなスター・ウォーズ大好き人間が監督を務めたら、脚本を手掛けたらどうなるのか? 例えば「フォースでどんなことができるのか?」や「“ジェダイ・マスター” ルークの実力」、さらには「レイアのジェダイとしての資質」……などなど、ファンならば誰もが想像する “アナザー・スター・ウォーズ” に、監督なりの答えを用意している。

思えば旧三部作も新三部作も、シリーズの谷間となる2作目には数々の衝撃が待ち受けていた(エピソード5とエピソード2)。今作もそれらに劣らない衝撃が待ち受けているから、特にスター・ウォーズの熱狂的なファンは心を静めてお待ちいただきたい。

・予習しておこう

最後に『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』を観賞するならば、最低でも「フォースの覚醒」くらいは観ておくことをオススメする。エピソード1~6はHuluで配信中だから、ぜひ予習してみてはいかがだろうか? というか、観ておいた方が絶対に本作を楽しめる

さあ、間もなく、間もなく公開される『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』。スター・ウォーズ史上最大級の裏切りを目撃せよ──。

参考リンク:スター・ウォーズ / 最後のジェダイ
Report:P.K.サンジュン
Photo:(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

▼予告編はこちら。この中にもいくつもの裏切りが隠されている。