ミスが絶対に許されないものにもいろいろあるが、トップクラスにヤバいのが裸芸だろう。それもそうだ、もし生放送でポロリしようものなら大がつくほどの放送事故。一発で致命傷にだってなりかねない。

ただ、裸芸の強みは言語を問わないので海外でも勝負できること。これまでにも挑戦してきたお笑い芸人はいるが、また1人自分の体ひとつで世界を相手に勝負した刺客が現れた。吉本クリエイティブエージェンシー所属の「ウエスP(ウエスピー)」がそうである。

・歴史ある本家番組に出場したウエスP

約1年前、ウエスPが Twitter に公開した動画を覚えている人も多いのではないだろうか。「危険なテーブルクロス引き」は短時間ながら絶対に笑ってしまうこともあって一気に拡散し、ウエスPは爆発的に知名度を上げた。

そして今、そのウエスPにかつてないビッグウェーブが来ている。というのも、なんと世界各国で放送されている大人気オーディション番組の『ゴット・タレント』に出場し、会場をヒイヒイ大爆笑させたのである。

しかも、ウエスPが出場したのは、スーザン・ボイルやポール・ポッツらが才能を見出された『ブリテンズ・ゴット・タレント』。狭き門をくぐり抜けて本家本元に出場したのだから、本当にスゴいことをやっている。

・圧巻の「危険なテーブルクロス引き」は海外でも健在

その様子は、動画「Mr Uekusa gives us a strip show with a twist! | Auditions Week 1 | Britain’s Got Talent 2018」で確認できるのだが、ウエスPはミスターウエクサとして出場。スーツ姿で登場すると、「インターナショナル・バラエティー・パフォーマンス」をやりますと宣言し、観客の期待を煽る。

まずは軽いジャブで顔の上に乗せたコップを使って一芸かまし、観客の反応も上々。そして正装(裸)になって危険なテーブルクロス引きが始まると、ウエスPの勢いは誰にも止められない。全員の視線がウエスPの股間に集中し、一気に会場のボルテージはMAXへ。うおおぉ! ウエスP! ウエスP!!

・エリザベスチャンスが見えてきた

きわどいながらも場を凍らせることなく完璧にやりきったウエスPは、万雷の拍手でオーディションを終えた。ちなみに優勝すると、賞金とエリザベス女王の前でネタをする副賞があるらしい。審査員に認められたウエスPは、オーディションを通過。今後、40人に絞られた通過者の中から生放送のセミファイナルへの道を目指すとのことだ。

もはや世界規模のブレイク待ったなし。もし「エリザベスチャンス」をモノにしたら、ウエスPは間違いなく歴史に名を残すことになるだろう。ついに日本の裸芸が世界を制する時が来たかもしれない。

参照元:YouTube、Twitter @uespiiiiii
執筆:原田たかし

▼世界を相手に大爆笑のウエスP