浮気をした。それも1度や2度じゃない。数え切れないくらいだ。特にここ最近は、何度も何度も……である。今や「無意識のうちに体が求めてしまう」と言ってもいい。だから今後も誘惑を断ち切れる自信なんて無いし、断ち切る気もない……。

「王将の話で大げさすぎるだろ!」と言われればその通りかもしれないが、餃子の王将派の私にとって、大阪王将に何度も通うのは浮気に似た罪悪感が伴うのも事実である。でも、もうそんなことはどうだっていい。開き直るようだが、『ふわとろ麻婆天津飯』の前では、ちんけな罪悪感など吹き飛んでしまうのだ。

・ふわとろ麻婆天津飯のどこが有能なのか

その価格は税込み720円(関東甲信越地方)と言うと、「王将の中では高い方じゃないか」と思う人だっているに違いない。最初は私もそう思ったのだが、実物を見てまず思ったのは……

麻婆豆腐、たっぷんたっぷんやん!

 

──ということだ。つまり、麻婆豆腐が器からあふれそうになっていたのである。この量、もしかして……ミニサイズの範囲を越えているのでは!? 「上にかかってるだけの、しがないソースでございます」的な顔をして、実は麻婆豆腐のヤツ……内心は「俺が主役だろ」と思っているのでは!?

・容器を別々にしてもらって確信

そんな私の予感は、『ふわとろ麻婆天津飯』の麻婆豆腐と天津飯を別々にしてもらったときに確信へと変わった。こ、この麻婆豆腐の量は明らかに……

天津飯から主役の座を奪う気やで……!

──むしろ、麻婆豆腐の単品として出されても違和感ないボリューム……というのはさすがに言い過ぎなのかもしれないが、麻婆豆腐の単品が税込み590円(関東甲信越地方)なのに対して、こちらは先述の通り720円である。天津飯がついてるのに、130円高いだけ……。

どうだろう? 「これ、コスパ良いやん!」と思った私の気持ちをお分かりいただけるだろうか。

しかもだ。下に隠れている天津飯がその名の通り “ふわとろ” で、麻婆豆腐は日本人に食べやすい辛さで、早い話が味はウマくて、寒い時期に食べたら体が温まって……となると、浮気を重ねるのも仕方がないというもの。

・持ち帰り対応メニュー

それから、『ふわとろ麻婆天津飯』が持ち帰り対応メニューだということも忘れてはいけない。大阪王将のホームページによれば、北海道・東北・関東甲信越・北陸・中部・中国・四国・九州地方でお持ち帰り出来るようだ。

ただし、価格は地域によって異なるほか、近畿地方だけ店舗によってメニューが異なるようなので要注意。つまり、近畿地方では『ふわとろ麻婆天津飯』を扱っていないかもしれないので、ホームページで確認した方がいいだろう。

・寒い時期なら週5で行ける

ちなみに、私はこのメニューを店舗内で食べたことがなく、いつも持ち帰っている。「お店の中でゆっくりしてる時間はないけどガッツリ食べたい」って時にピッタリなのだ。それから、「寒いから温まりたい」ってときにもピッタリだし、「あまりお金をかけずに美味しいもの食べたい」ってときにもピッタリである。

そんなワケだから、個人的には「寒い時期なら週5で行けるな」と感じている次第だ。まだ食べたことがない人は一度お試しあれ。

参考リンク:大阪王将「エリア別メニュー
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼容器を別々にしてもらった『ふわとろ麻婆天津飯』。別々だと、麻婆豆腐と天津飯を少しずつ絡ませながら食べたいときに便利

▼麻婆豆腐は「日本人に食べやすい味」とはいえ、山椒が効いた適度な辛さだぞ!