つい先日のこと。私(羽鳥)がデスクで『名代富士そば』の「持ち帰りそば」をすすりながら仕事をしていると、同僚たちが「なんすかそれ?」「いい匂い……」「富士そばって、丼物だけじゃなく、そばも持ち帰れるのか!」なんて大騒ぎをし始めた。

ふふふ……。ものすごい優越感だ……。羨望の眼差しで見守られながら食べるそばは、まさしく格別。私がすすっているのは、わかめ入りの「かけそば」であるが、優越感という名の具材は、海老天よりも味わい深い。ある意味、「有頂天そば」である。

それにしても、みんな、富士そば意識が低すぎる。「そばのお持ち帰りが可」ってことを知らないなんて、これだから富士そば素人は困るんだよなァ……なんて思いながら、私は「そうさ、店舗によっては汁物もオッケーなのさ」と返事しておいた。


・きっかけはOL

そんな私が、『名代富士そば』は店舗によって「そばのお持ち帰り」も可能であることを知ったのは、ちょうど1カ月ほど前のこと。いつものように「かつ丼」のお持ち帰りを注文し、できあがりを店内で待機していたところ、店員さんがこう呼びかけた。


「そばのお持ち帰りの方、できました〜」


──えっ!? な、なにそれ……!? しかも、「ハ〜イ!」とカウンターに向かったのは近所のOLらしき女性だった。彼女の手に渡されたビニール袋を凝視すると、たしかに中には、容器に入った「そば」が見えるではないか……!! ま、まじか……!!!!

盲点っ……。完全なる盲点。たしかにこの店舗には「お持ち帰りカウンター」があるので、私も自然と「かつ丼」をお持ち帰りするようにはなっていた。しかし、「そば」もOKであるとは完全に想像外!! このOLさん、できる……っ!! 完敗なりっ……!

そして話は、つい先日に戻る。今日こそやってやろう……と決意していた。そばを持ち帰ることを……! 勝負!! しかし、やはり「かつ丼」も食べたい。美味いから。しかしそばも持ち帰りたい……と、悩みに悩んだ末、私がポチっと押したのは──

「かつ丼セット かけ / もり 720円」

──である。あのOLさんは、「そば単品」の持ち帰りをしていたに過ぎず、今回のような「セットのそば」が持ち帰れるかどうかは未知数の状態。たのむっ……! そして、食券を持って店員さんに「このセットも持ち帰れますか?」と問うたところ……


「はい、できますよ〜!」


──キタ\(^O^)/ 勝った! 勝った! 昼飯はドン勝……ならぬ、かつ丼セット(かけそば)だーっ!! ……というわけだ。

ちなみに、受け取りから開封 → 実食まで約12分の時が刻まれていたが、そばはそこまで伸びることなく、実に美味しくいただくことができた。もちろんかつ丼もだ。

なお、どこの店舗が「お持ち帰り可」なのかについてだが、実は名代富士そばのサイトから調べることができる。「店舗のご案内ページ」の店舗一覧表に「お持ち帰り可」のアイコンが書いてあるお店であればOKとのことなので、よく調べてからトライすべし。

参考リンク:名代富士そば「店舗のご案内ページ
Report:100均研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.