海外では、愛情表現として友達や家族の間で頬などにキスを交わすことがしばしばだ。日本ではありえないような光景だが、文化の違いもあってか、親が幼い子供の唇にキスすることは特に珍しいことではない。

ところが、現在1本の動画が物議を醸している。ある有名アメフト選手と11歳になる彼の息子が、唇でキスをしているというのだ。11歳といえば小学校の高学年。海外でも、さすがにおかしい……!?

・11歳の息子と唇でキスする父親が物議を醸す

英ニュースサイト『INDEPENDENT』によると、話題になっているのは米NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のチーム「ニューイングランド・ペイトリオッツ」でクオーターバックを務めるトム・ブレイディ選手だ。

ドキュメンタリーシリーズ『Tom vs Time』に出演したトム選手がマッサージを受けていたところ、11歳の息子ジョン君(通称ジャック)が登場。テクテク歩み寄ったかと思えば、まさかの唇でキスを交わしたため、問題視されている。

・父親と息子が本格的なキス

動画で詳しく見ると、部屋に入ってきたジョン君が横になっているトム選手に唇で軽くキスをする。ただ、トム選手は納得できない様子で「チュッとしただけじゃないか」と発言。すると、ジョン君はトム選手に3秒ほど本格的なキスをして部屋から出て行ったのである。

・ネットユーザーからは微妙な反応

これには、さすがに親子でキスをする海外でも、微妙な反応を示したネットユーザーが多かったようだ。次のような意見が挙がっていたので、一部を紹介しよう。

「なんか不自然だよな」
「別に同性の親子でキスするのは問題じゃないが、変なのは軽いキスで物足りないとトムが文句を言って、わざわざ息子が戻って来て再び長めのキスをしたことだ」
「両親がヨーロッパ出身だからトムを擁護したいところだけど、男同士だし親子のキスにしては長すぎるわね」
「子供の唇のキスすること自体はおかしくないけど、11歳は幼児じゃないからな」

などなど。ただ、一方で「世の中には子供を虐待したり子育てを放棄する親がいるのに、子供に愛情を示してどこが悪いの!?」といったようにトム選手の行為に肯定的な意見もあった。

ちなみにトム選手は、自身の父親とも唇でキスをしているところを目撃されたことがあるらしい。また、『Tom vs Time』の他のエピソードで母親と唇でキスをする場面もあるため、本格的なキスはブレイディ家の習慣ではないかと思われる。

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Kiss for Daddy ❤️

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過去には、元サッカー選手のデビッド・ベッカムが5歳の愛娘と唇でキスしたことでも物議を醸したことがある。それぞれの家庭で愛情表現は異なると思うが、唇での親子キスには賛否が分かれそうだ。

参照元:Facebook @Tom vs Time、Instagram @davidbeckhamINDEPENDENT(英語)
執筆:Nekolas

▼トム選手と11歳の息子が唇でキスをする場面は10分13秒あたりから