子供たちにとって、サンタクロースは欲しいオモチャをプレゼントしてくれるヒーローである。アイドルと言ってもいい存在だけに、海外ではサンタと記念撮影をするコーナーがショッピングモールなどに設置されていることも多い。

ただ、中にはサンタを「怖い存在」と認識する子供もいるようだ。というのも、記念撮影サービスでサンタと写真を撮った男児が、こっそりSOSを送っていたらしい。実を言うと怖かった?

・サンタの膝に載った男児の写真にホッコリするも……

サンタクロースの膝に乗った男児の写真をTwitterに投稿したのは、ケリー・スペンサーさんという女性。12年前に撮影された写真には、嬉しそうに笑みを浮かべたサンタと流し目で微妙な表情を浮かべた彼女の息子(当時1歳)が写っている。

パっと見では微笑ましくホッコリする光景だが、注目してほしいのは息子の手つきだ。広げた右手に丸めた左手を乗せたようなポーズを取っていて、これは母親が教えた手話なのだとか。

・ 実はSOSを送っていた!?

ケリーさんいわく、息子が幼い時に赤ちゃん用の手話を教えていたそう。しかも、画像で息子が見せている手話は「SOS:助けが必要」を意味するというのだ。

海外子育て情報サイト『Parenting』によると、正確には広げた左手の平に親指を立てた右手を乗せるのが正しいとのこと。だが、どうやら写真の息子はSOSを送っていたようなのだ。

・サンタを怖がるキッズは少なくない!?

なぜ、男児がサンタの膝に乗った時に、「助けて!」と信号を送ったのかは謎である。察するに真っ白な髭をモジャモジャにたくわえ、真っ赤な服を着たオジさんの膝に座らされて怖かったのではないかと思われる。

実際、筆者が海外に住んでいた頃、サンタと記念撮影するコーナーで赤ちゃんや子供がギャン泣きしているところを何度も見かけたことがある。大泣きする代わりに、ケリーさんの息子がコッソリと手話でSOSを送っていたとしたら、ホッコリするはずの写真も違う見方になってしまいそうだ。

参照元:Twitter @SwiluaParenting(英語)
執筆:Nekolas

▼実はSOSを送っていた!?

▼こちらが正しい赤ちゃん用手話の「SOS」