サクッとした衣からあふれ出すホクホクの具! 天ぷら食べたいなあ。じゅるり。そうだ! ロケットニュース24で記事になってた超コスパの極上天ぷら定食の店『金子半之助』に行ってみよう。でも、あの店の天ぷらは確かに激ウマだけど行列凄そうなんだよなあ。どうしたもんか……。

そこで、『金子半之助』の姉妹店の天丼屋に行ってみたところ……人が並んでない! しかも、丼の上にあふれ返る天ぷらのクオリティーが半端ねえ!! ここめっちゃ穴場やん

・平日昼過ぎの客のいなさ

その店の名は『日本橋天丼 金子屋』。東京メトロ溜池山王駅から徒歩2分ほどの路地裏にたたずむ。店の前に人影はなく、方向音痴な私(中澤)はグーグルマップを片手に2~3回通りすぎてやっと場所が分かった。

入店してみると、10席ほどのカウンターにも机席にもやはり客の姿はない。思わず開店しているのかどうか不安になったが、元気な店員さんの対応でカウンター席に案内されて安心した。多分、昼を結構すぎているからだろう

・あふれる食欲

メニューは大きく分けて天丼と天ばら丼の2種類。一番安いのは「天丼(梅)」の880円だ。「天ばら丼 上(1380円)」を注文すると、ジュラジュラと天ぷらを揚げ出す厨房。その音を聞いてお腹がガンガン減っていく。よっしゃ天ぷら食うぞー!

やって来た「天ばら丼」はそんな期待を裏切らないものだった。ご飯が隠れるほどあふれ返る小エビやイカ、小柱などの天ぷら。舞茸天はガチで丼から半分あふれ出しており、ギリギリで引っかかってる。その上に橋がかかるように穴子天。詰めこみすぎィィィイイイ! だがそれが良い

・あふれ出す天ぷら

とは言え、マズかった場合、量がボディブローのように効いてくるのが天ぷらだ。もしも衣が重かったりしたら、この量の天ぷらを食べきれる自信がない。はたして、味はいかほどか? 食べてみたところ……

サクッと軽い歯ざわりからプリップリのイカが口の中で弾ける。ウンマ――――――――! 前述の通り、小エビや小柱など様々な海の幸があふれ返る舞い踊り状態のため全然飽きない!! 言うならば海鮮丼の天ぷらバージョンだ。

・天丼の核(コア)登場

夢中で天丼を掘っていくと、奥に謎の丸い天ぷらが埋まっていた。天丼の核(コア)のように見えるが、これは一体何の天ぷらだろうか。箸でつついてみると、ふるんふるん揺れる。割ってみたところ、ご飯にトロけ出す黄金色。

半熟卵天降・臨! 黄身のまろやかさと天ツユのハーモニーが神すぎるぅぅぅーーーー!! 卵様じゃー! 卵様が我らの頬っぺたを落としに降臨遊ばされたぞーーーーーー! 皆の衆! 皆の衆ぅぅぅぅぅ!!

思わず、飢饉に雨が降った時の農民のようにテンションがブチ上がってしまった。それほどウマい天ぷらでありながら、昼過ぎには空いている『金子屋』。ここを穴場と言わずなんと言う!

・今回紹介した店舗の情報

店名 日本橋天丼 金子屋 赤坂店
住所 東京都港区赤坂2丁目9−2
営業時間 月~金11:00~22:00 / 土・日・祝11:00~21:00
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼お茶は黒豆入り

▼セルフサービスの「がりごぼう」もかなりウマイ

▼ツユとのハーモニーも抜群

View this post on Instagram

天丼にハマってる

A post shared by 中澤星児 (@seiji_nakazawa) on


▼サクふわ穴子天も激ウマ

▼昼時は行列もできるらしいが、それにしても穴場

日本、〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9−2