2位じゃダメなんでしょうか? 嫌です、1番がいいんです! 何でも1番は気持ちいいものだが、食べ物だって世界一のものを食べてみたいもの。

2017年になり、ある世界一が気軽に買えるようになったのをご存知だろうか。それは「世界一のインスタント麺」! マレーシア産というが、マレーシアな雰囲気は1ミリも感じない。……けど! でも、ほんまもん! ほんまもんの「世界一」なのだ。

・「なんちゃってマレーシア」かと思ってたらガチだった

ということで、おなじみ『カルディ』で買った『世界No.1社ラーメン ホワイトカリー麺』。価格は1食200円くらい。200円とはインスタント麺にしてはお高いが、それが世界一の価値というものなのだろう。

気になるのはパッケージだ。あまりにも日本仕様! キュートなゆるゆるキャラクターは「“なんちゃってマレーシア料理” だったらどうしよう」と不安になるレベル。

しかし、ご安心を。これはガチのやつ! 以前の記事で紹介した世界中のインスタント麺を食べまくるサイト『THE RAMEN RATER』で、2014年度第1位に輝いたあの「ホワイトカリー麺」だったのだ!

・具は何を入れるべきか

事前情報だけで期待が高まるが、どうせならピッタリの食べ方で世界一を味わいたい。そこで、マレーシア人と結婚した友人に聞いたところ、「うちはそのまま」という答えが返ってきた。マジか、ラーメン単体でもイケちゃうパワーがあるんだな、コイツは! なお、現地ではほんまもんのカレー麺で、油揚げが入っているのだとか。

・揚げパンを入れると100倍ウマくなった!

なるほど、それならシンプルに行くのがベストであろう! 油揚げと似たビジュアルを持つ「油条(ヨウティアオ)」を入れてみることに。油条は「中華揚げパン」と呼ばれるが、油揚げのようでありゴッツイお麩みたいな食感の食べ物である。

その油条とスープの相性が神がかっていた! 頭がブッ飛ぶほどのウマさだったのだ。

・シミシミ&ジュワジュワ!! 口の中にスープがあふれ出す

そもそも、ホワイトカリー麺は「カレー」という名ではあるが、私たちが知ってるカレーとは全くの別物だ。

確かに辛い。ターメリックとかコリアンダーも入っている。だが、八角などの香辛料も使われており、ベースにマレーシアの薬膳料理「肉骨茶(バクテー)」のような複雑で漢方チックな味わいが隠れているのだ。もちろん、そのまま飲んでも美味しい。

想像してほしい! 油条が、そんなスープをしっかりと抱きこんでいる様を! したたり落ちるスープでボットボトになった油条を、口に含んだ瞬間を! 噛めばスープが口の中で噴き出す! もうこのシミッシミのジュワ~が美味しいんだぁ。

これは、「バクテーにがんもどきを入れるとウマい」と同じ論理かもしれない。

ホワイトカリー麺には、本場では油揚げを。油条を入れてもウマい。覚えておいて決して損にはならない知識だ。変に飾ったりせず、シンプルに食べる。これこそホワイトカリー麺の美味しい食べ方だと言えよう。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼こちらが世界一のインスタント麺、ホワイトカリー麺

▼中身はこんな感じ

▼この白い粉が「ホワイト」のゆえんなのだろうか

▼油条(中華揚げパン)を入れると激ウマ! 本場では油揚げを入れるそうだ