香港のアクションスターと言えば、何といってもジャッキー・チェン! これまでに何度もアクション映画からの卒業をほのめかしつつも、何度も何度も甦り、私たちをワクワクさせてくれる。まさに不死鳥のような男である。

そんなジャッキーが、2017年秋に公開される新作映画でもバリバリのアクションを披露しているというのだが、今回も命がけだったようだ。なんと本人が「筋肉が腐っていた」と激白。撮影中に緊急手術を行っていたというのだ。

・ジャッキー「筋肉が腐っていた」

筋肉が腐るとは何事!? ジャッキーが驚きの告白をしたのは、新作映画『The Foreigner(ザ・フォーリナー)』の発表会でのことだ。

同作は、元007のピアース・ブロスナンと共演ということもあり、早くから注目を浴びていたが、ジャッキーはその発表会で「筋肉が腐っていた」と激白。撮影中に手術を受けたことを公表したのである。

・翌日には現場復帰! スタントなしで撮影に臨む

「筋肉が腐っていた」と言われるとドキっとしてしまうが、過去の話と総合すると「腹部の組織が腐っていた」の意ではないかと推測されている。以前にも、ジャッキーは「腹の筋肉が腐っていた」「腸があちこち飛び出していた」という話をしているのだ。

ジャッキーいわく「中国人は病気になっても気にしないんだよ!」というが、『The Foreigner』撮影時には、さすがに監督がストップをかけたそう。

撮影が行われたイギリスで検査を受けたところ、即手術となったそうだ。5時間に及ぶ手術。そして翌日には現場復帰! 医者に止められたものの、お腹に包帯を巻いて撮影に臨んだとのこと。決してスタントは使わない。“ジャッキーイズム” が炸裂していた。

この激白に中国ネットユーザーからは

「さすが俺たちのジャッキー!」
「カッコイイ!」
「なんというプロ意識!」
「彼の演技とプロ意識だけは本当に尊敬できる」
「ジャッキーは、本当はとても頑張り屋さんなんだよ」
「若い俳優にも学んでほしいね」

などと、温かい声が寄せられている。

・以前から腸に病気?

病名についての言及はなかったが、一部メディアは腸がねじれてしまう「腸捻転(ちょうねんてん)」ではないかと報じている。

また、2015年に公開の『ドラゴン・ブレイド』の頃から、病状が出ていたともささやかれている、そんな様子を全く見せないジャッキー、マジすげえ! たまに見逃せない失言はあるけど……映画にかける情熱は誰でも真似できるものではないだろう。

まさに “命がけ” で撮影されたという『The Foreigner』。日本での公開が楽しみだ!

参照元:YouTubeSina Weibo北京青年報e南洋光華網(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼新作映画『The Foreigner』発表会の様子

▼『The Foreigner』のトレーラー。テロで娘を亡くしたジャッキー演じるベトナム人男性が復讐の鬼になるというストーリーだそう。ピアース演じる政治家と対決するという

▼『カンフーヨガ(2017 / 日本未公開)』の発表会でも、同様の話をしている