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1996年に公開された、イギリス青春映画の傑作『トレインスポッティング』は、今年でちょうど20周年を迎える。若者のライフスタイルに大きな影響を与え、社会現象にまでなった本作の続編『T2: Trainspotting』の製作が決定したことは以前お伝えしたが、そんな本作の予告編が公開された。

そして、続編を彩ることとなるサントラ収録曲について、海外メディアが予想を立て、ネットで話題になっているので紹介したいと思う。

・『トレインスポッティング』続編の予告編が公開!

作家アーヴィン・ウェルシュの同名小説を映画化した『トレインスポッティング』の主人公は、ヘロイン中毒のマーク。仲間のスパッドやシック・ボーイ達と退廃的な生活を送っていた彼だが、まっとうな人生を送ろうと再生を図っていた矢先、大量のヤクを売りさばく仕事が転がり込む……というストーリーだ。

続編は、ウェルシュの小説『Porno』を下敷きとした作品となり、オリジナルの20年後を舞台に、ポルノ・ビジネスを始めたマーク達が描かれる。

・再びヤク絡みの問題に巻き込まれちゃう!?

話題の予告編は、20年振りにロンドンからスコットランドへ戻って来たマークが、バーで働くシックボーイの元を訪れるところから始まる。そして、どうやらシックボーイは大麻を栽培している様子で、昔の仲間とヤクをキメるマークは、再びドラッグ絡みの問題に巻き込まれるようだ。

本作の合言葉「Choose Life:未来を選べ」に続けて、「FacebookとTwitter、Instagramを選べ。リアリティ番組とリベンジ・ポルノを選べ」といった言葉が続き、続編は、現代を風刺した切り口になっているのではないかと思われる。

・ サントラ収録曲を予想!

予告編では、オリジナルに使用され大ヒットとなったアンダーワールドの『Born Slippy』と、英出身のロックバンド、アリス・ウルフの曲『Silk』が使用されている。

オリジナルでは音楽が重要な位置を占めていたため、続編で、どの曲がサントラに収録されるか注目を集めている。そして、海外メディアがいくつか予想を立てているのだが、英出身シンガーソングライターのジェイミー・T、2016年夏にサマーソニックに出演した英ロックバンドのスレイヴス、兄弟ダンスデュオ、ディスクロージャーなどの名前が挙がっている。

オリジナルの大ファンである筆者は、続編が製作されると聞いた時、少し心配してしまった。というのも、続編がオリジナルの出来を上回ることは少なく、幻滅させられることが多いからだ。だが、この予告編を見る限り、第1弾に引き続きメガホンを取るダニー・ボイル監督が、またヤラかしてくれそうで楽しみな限りである。

参照元:YouTubeNME(英語)
執筆:Nekolas

▼『T2: Trainspotting』の予告編はこちら

▼サントラにピッタリだと言われているジェイミー・Tの「Tinfoil Boy」のビデオはこちら

▼スレイヴスのプロモビデオ

▼ディスクロージャーのビデオはこちら