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AK-47。日本では “エーケーよんじゅうなな” や “エーケーよんなな” などと呼ばれているこの名前を、きっと多くの人が耳にしたことがあるはずだ。旧ソ連の技師ミハイル・カラシニコフ氏が開発した自動小銃ということで、“カラシニコフ” としても知られている。

そして今、AK-47 のレプリカがモスクワの空港で販売開始されたというではないか。マジかよ、ロシア。

・カラシニコフの専門店がオープン!

AK-47 が手に入るといわれているのは、モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港。よりにもよって空港で銃……なに考えとんねん! ロシア!! とビックリしてしまうが、AK-47 のレプリカらしいのでご心配なく。

それでも一体なぜ、空港で自動小銃のレプリカが販売されているのだろうか? 本件を伝えた『BBC』によると、この度シェレメーチエヴォ国際空港に AK-47 を製造する武器会社「カラシニコフ」の専門店がオープンしたそうだ。

・AK-47 により親しんでもらいたい

店では AK-47レプリカ以外にも、迷彩服や傘、鞄、ペン、 “I love AK” と書かれた Tシャツなど普通のお土産グッズも販売されているもよう。

同社マーケティング部長は「カラシニコフは、世界でも知られたロシアブランド。多くの人に、我が社の製品をお土産として選んでもらいたい」と話しているとのことだ。

・「テロに悪用されるのでは?」との声も

しかし、いくらなんでもレプリカはちとマズいようで「本物と間違えられるのでは」「テロリストに悪用されるのでは」などと懸念する声も聞かれている。

一方の空港側は、「本物の銃とは全く違うので、セキュリティ的に問題ない」と太鼓判を押しつつ、「徹底して監視も行う」とも説明しているのだった。

たとえシェレメーチエヴォ国際空港でレプリカ銃が問題にならなかったとしても、飛行機内や到着先の空港では話は別。ちょっと面倒なことが起こりそうな予感もするのだが……あなたはどう思われるだろうか?

参照元:BBC NewsInternational Business Times(英語)、コトバンク
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.