私(佐藤)はカレーが好きだ。その気になれば週3、いや週4でもカレーを食える。昼夜ダブルヘッダーでカレーでも問題ない。しかし、好みは日本式の欧風カレーで、インドカレーやスープカレーを好んで食べようとは思わない。恥ずかしながら、まだまだ修行が足りないようだ……。
そんな私のスープカレーへの偏った考えを、改めてくれるカレーに出会った。それが北海道札幌発祥のお店「SHANTi」だ。池袋店で初めてここのスープカレーを食べてみたところ、これまでただの食わず嫌いであることを思い知らされた……。
・札幌のほか都内に2店舗
SHANTiは札幌のほかに、原宿・池袋・渋谷・高田馬場に店舗を構えている。私が訪ねた池袋店は、JR池袋駅西口から徒歩約5分のところにある。この界隈は立教大学があるうえに、サラリーマンも多く、飲食店が多く軒を連ねている。当然ながらランチ激戦区だ。
・宇宙的な辛さにも挑める!?
ここの売りはスープカレー。店前にあるメニューを見てみると……辛さの強度を示すチャートがスゴイことになってるじゃないか! なんだコレ、激辛とかメガ辛とかギガ辛だけでは単位が間に合ってない。宇宙的というか宗教的というか、そんな領域まで辛さのレベルが広がってるぞ!!
・極辛を3度完食したが……
いくら伝説の大沢食堂(すでに閉店)の極辛カレーを、3度完食した私でも、気おくれしてしまう。というか、そもそも辛いのは得意ではないので、この度は並辛にした。初心者なので、お手柔らかに……。
・先入観を払拭
注文したのは、ハンバーグと野菜のスープカリー(1160円)。コレを並辛でオーダーした。ちなみにお店は最初に会計を済ませる形式だ。スープカレーというと、私は水っぽいという先入観を抱いていたのだが、それは勘違いであると、一口食べて理解できた。
・クッタリと煮込んだ野菜
よく考えると、スープありきのカレーなのだ。香辛料の効いたスープは、そのまま飲んでも十分に美味しく頂くことができる。もちろんカレーなのだから、ご飯との相性も良い。具材の野菜はそのままの形を維持しつつも、芯までしっかり火が通っていて、ニンジンも柔らかだ。
・呼吸するハンバーグ
中に沈んだハンバーグは、まるでスープのなかで呼吸をしているようだ。カレーの美味しさを含むと同時に、肉の旨味をスープのなかに解き放っている。食べてみると、カレーとハンバーグ、両方の美味しいところを一度に口に含んでいるようである。
今さらながら、スープカレーの美味しさを発見した気持ちになった。私のようにいまだスープカレーをよく知らないという人は、SHANTiから始めてみるのもいいかもしれないぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 SHANTi 池袋店
住所 東京都豊島区西池袋5-1-6 第二矢島ビル1F
営業時間 11:30~24:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24