「羽田空港」と呼ばれ親しまれている東京国際空港。日本最大規模の空港ということもあり、飲食店の数も盛りだくさん。お馴染みのチェーン店で満腹になるのも良いが、空港ならではの料理を堪能するのも楽しいものだ。

飛行機の出発時間よりも早めに着いたある日のこと、「何か空港ならではの珍しい店はないものか……」とウロウロしていたところ、超オシャレな雰囲気のカレーうどん専門店を発見した。お店の名前は『cuud (クウド)』である。

・羽田空港第1旅客ターミナル2階

『cuud (クウド)』があるのは、羽田空港第1旅客ターミナル2階、JAL・JTAカウンターの向かい側だ。航空便利用者が立ち寄りやすい場所にあるのは嬉しい。

冒頭でもお伝えした通り、店内は高級感が漂っていて超オシャレ。その他、カウンター席には店名入りのパッケージに小包装されたおしぼりのほか、紙エプロンなどがセットされていた。

・メニューは3種類

同店のメニューは超シンプル。『カレーうどん(税抜1297円)』と『トマトカレーうどん(税抜1278円)』、そして2種のハーフサイズがセットになった『ハーフ&ハーフ(税抜1278円)』の3種のみとなっている。なお、これは2018年3月時点でのディナーメニューだが、別途朝メニューもあるようだ。

しかし、好条件の場所にある店舗とはいえ、カレーうどんが1200円以上とはなかなかのお値段……いったいどんな味がするのだろうか? 

・「ハーフ&ハーフ」を注文

今回は2種類の味を確かめるため『ハーフ&ハーフ』を注文。待つこと10分ほどで、うどん、少量のご飯、ピクルスの盛り合わせ、和出汁がカウンターに到着した。

説明書きによれば、まずはそのまま食べてから、ご飯をスープに浸して食べたり、スープを和出汁で割るのがオススメらしい。

・濃厚&超スパイシー

さっそく『カレーうどん(ハーフ)』をそのまま味わってみると……モッチモチの細麺に、濃厚&超スパイシーなカレーが絡みまくっていてウマい! 一般的な和風のカレーうどんよりもスパイスの風味が豊かでスープもドロっとしていて、まるでカレーライスのルーのようだ

次にご飯をスープに浸して食べてみたところ、こちらも美味。前述のとおり、汁っぽさがなくドロっとしているので、ご飯と一緒に食べると完全にカレーライスである。ちなみに、辛さは中辛よりもやや辛い程度に感じた。

最後にスープを和出汁で割って飲むと、和出汁のうま味もさることながら、全体が薄まることでスパイスの香りが引き立っておいしかったぞ

その他『トマトカレーうどん(ハーフ)』は麺の太さやスープのドロっと感は変わらず、トマトの味がしっかり感じられてさっぱりとした味わい。こちらもご飯や和出汁にマッチしていて好印象である。

多少お値段は張るものの、立ち寄りやすさや店の雰囲気、料理の味など総合的には満足できた。個人的に惜しいと思った点を挙げるとすれば、量がやや少なかったくらいである。興味のある方は、ぜひ羽田空港でしか食べられないカレーうどんを味わってみてはいかがだろうか。

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼羽田空港限定のカレーうどん専門店「cuud (クウド)」

▼「ハーフ&ハーフ」

▼「カレーうどん(ハーフ)」

▼マイルドかつスパイシーでウマい。

▼「トマトカレーうどん(ハーフ)」

▼トマトが効いていてさっぱりとした味わい

▼ご飯は国産ブランド米100%

▼ピクルスも美味しかったぞ