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とかく喫煙者は肩身が狭いこのご時世。居酒屋はもちろん、最近では “禁煙のパチンコ屋”も登場するなど、タバコに対する風当たりはますます強くなっていくことだろう。……それでもタバコはやめられねぇ! タバコうめぇぇええ!! モクモク最高ォォォオオオッ!!

──と、いまだ喫煙率9割を誇る我らがロケットニュース24編集部だが、今回は喫煙者であれば誰もが感じたことがあるハズの「素朴な疑問」に迫ってみたのでご覧いただきたい。それは同じ銘柄のタバコなのに「ショートとロングに味の差があるのは何故なのか?」という謎についてである。

・同じタバコの葉なのに味が違う

ご存じの方も多いと思うが、全ての銘柄にショートとロングがあるわけではない。例えば、記者が愛煙している「ラーク ウルトラワン」にはショートとロングがあるが、むしろロングがないタイプの方が多いだろう。

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タバコを吸わない方のために説明すると、ショートもロングも同じ葉っぱを使用しており、違うのは葉っぱの量とフィルターの長さ……のみである。それ以外は全て同じなのに、明らかな味の差を感じるのだ。

というわけで、まずは「ショートとロングの味の差を感じている人はどれくらいいるのか?」調べてみることに。編集部内でアンケートを取ってみたところ、6人中5人が「味が違う」と回答した。これは「味が違うと感じている喫煙者が多い」と裏付ける結果だといえるだろう。

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・JTの人に聞いてみた

この結果を踏まえ、タバコのことなら何でも知っていそうな日本たばこ産業「JT」の広報部に問い合わせてみることにした。以下が記者と担当者のやり取りである。

記者:「まず確認なんですが、ショートもロングも同じ銘柄なら葉っぱは同じですよね?」

担当者:「はい、同じタバコの葉を使用しています」

記者:「ではズバリ、同じ銘柄のタバコでもショートとロングに味の差を感じるのは何故なのでしょう?」

担当者:「はい、長さが違うと葉の量が当然違います。それに伴い、タールやニコチンの量が変わってくるので、味の差を感じるものと思われます」

記者:「なるほど……。では、ロングを少し吸ってショートと同じ長さにした場合、味は同じになるのでしょうか?」

担当者:「うーん(苦笑)。正直それについては科学的に検証したことがありません……」

記者:「なるほど、わかりました! これからも僕らは力いっぱい吸い続けます!!」

担当者:「あ、ありがとうございます」

──とのことであった。

結果として「葉っぱの量が違うとタールやニコチンの量も変わるため味の違いを感じる」ということらしい。であるとするならば、例えば超長いタバコを作った場合は、かなり味の違いを感じるハズだ。

とにもかくにも、突然の連絡にも丁寧に対応してくれたJTの担当者には感謝申し上げたい。意外とシンプルな回答ではあったものの、長年の疑問が解決してスッキリしたぞ! よっしゃ、一服しようっと。

参考リンク:JTウェブサイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼なぜ同じ銘柄なのに、ショートとロングで味が違うのか?
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▼よく見たら、葉っぱだけではなくフィルターの長さも若干違った。
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▼JTさん、僕らはこれからも吸い続けます!
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