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禁煙の機運が高まるなかで、最近は電子タバコがジワジワと広まりつつある。煙や匂いが少なく、芸能人の間でも電子タバコを愛飲する人は増えているようだ。

とはいえ、通常のタバコを吸っているのと見た目が変わらない。また器具が高く、モノによってはスターターキットで1万円を超えるものもザラにある。そこで私(佐藤)が注目したのは、かぎたばこだ。これは煙が出ないうえに、パッと見てもニコチンを摂取していることがわからない。一体どんな感じなのか試してみた。

・ポーションを口のなかに

かぎたばことは、火を使うことなくニコチンを摂取できるものだ。購入したSNUS(レギュラー)・AL CAPONE(バニラ)・ON!(コーヒー・シトラス)はいずれも、ポーションと呼ばれる小袋にたばこ葉が入っており、これを口のなかに入れるのである。

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・15~30分持続

口のなかに入れるといっても、飲み込む訳ではない。歯と歯茎の間にはさみ使用する。1つのポーションで15~30分、味と香りを楽しむようだ。味がなくなったら紙などに包んで捨てることになる。

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・異物感は否めない

実際に試してみると……。まず気になるのが、口のなかにポーションがある異物感だ。慣れれば気にならなくなるかもしれないが、ガムのように噛むことができないので、最初はおかしな感じがする。

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・香りはいい

次に香り、これはなかなかいい。手巻きタバコに匹敵する芳しさだ。容器のフタを開けた瞬間から、ふわりと良い匂いがする。問題は味だ。

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これが意外と強い。最初はあまり味を感じないのだが、次第に強くなってくるように感じる。ジワリジワリときいてくるというか、慣れないと口中が若干シビれるような印象を受ける。ダイレクトにニコチンを摂っている感じだろうか。

・好き嫌いがわかれる

編集部の喫煙メンバーに試してもらったところ、まず和才記者は過去にインドでかぎたばこを体験し、気分が悪くなったそうで、最初からNG。次に中澤記者は粘膜が弱いのでNG。サンジュン記者は合わないとのことだった。

・長時間移動の時に良いかも

私とGO羽鳥編集長は、最初良い印象だったが、時間を追うごとに「味が強すぎる」という感想に至った。しかし長時間タバコを吸えない環境では役立つと思う。たとえば、飛行機に乗る場合や新幹線での長時間移動の場合、周りを不快にすることなくニコチンを摂取できる。

もしくは禁煙のレンタカーなどでも良いかもしれない。気になる喫煙者はチェックしてみて欲しい。ただし無煙タバコといえども、摂り過ぎには注意が必要だ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼ちょっとニコチンが強いかなあ
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▼中澤「僕、コレだめっすわ。キツイ」
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▼サンジュン「俺もあんまり好きじゃないかな」
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▼GO羽鳥「匂いはいいね」
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▼GO羽鳥「ちょっとキツイな。長時間移動の時にはいいかも」
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