2016年6月16日にオープンする『上海ディズニーリゾート』! すでに関係者向けのプレオープンが始まっており、その様子に世界中が注目している。 

そんななか、パーク内の “美食” に注目が集まっているぞ。上海ディズニーのグルメは、米ディズニーのCEOの肝入りとのことだったが……SNSで報告された画像から漂うのはそこはかとないパチモノ臭。写真と全然違うと話題になっているのだ。

・写真と違いすぎ!!

たとえば、『人民日報』英語版の Twitter で紹介された画像。ここにはパークで食べられる食事の “理想” と “現実” が比較されているのだが……これは!? 

“理想” の方では、中華風のミッキー型のお皿の顔部分にエビ玉中華あんかけ、そして中央にはミッキーの形をしたライスが盛り付けられている。耳の部分はリンゴでとってもキュート!

一方、“現実” では使われているお皿は確かにミッキープレートではあるが、まずお皿の色が貧相だ。そしてメインの顔の部分には……えーっと……謎肉とサヤインゲンのようなもの、そしてライスは上から無造作に盛られているのだった。ミッキーライス、どこにいった!?

・本当に同じメニューかと疑うレベル

そもそも本当に同じメニューなのかと疑わしいレベル。もしかしたら別メニューかもしれないが、少なくとも、ファンタジー感がないのは確か。本物であるはずなのに、パチモン臭が漂っている。なぜなのか。

・「ポテトが雑草のようでガッカリした」

また、台湾メディア『中時電子報』は、乱雑に盛られたポテトとウンコみたいな肉の写真を紹介している。お子様セットとのことだが、何というか、食べ散らかした後みたいな盛られ方である。ネットでも、「ポテトが雑草のように雑に盛られてた」というコメントが寄せられているのだとか。このほか、「上海迪士尼 食物」で検索すると様々なガッカリフードの画像がヒットする。

しかも、お値段もそこそこ高い。たとえば、チーズハンバーガーセットは80元(約1330円)、中華&洋食のペアセットは250元(約4100円)もするそう。これは通常のテーマパークの1.5~2倍の価格らしい。さらに「ガッカリビジュアル」「量も少ない」となれば不満が出るのも仕方がないかもしれない。ディズニーマジックも力及ばずだ。

・一方で、満足気な声も

だが、その一方で「美味しいよ!」という声も聞かれている。たとえば、YouTubeでマシュー・エバールさんが公開している動画には、ハンバーガーセット、そして豚の角煮を中華パンで挟んだ「割包」らしきものを食べる様子が映し出されている。

その映像に映し出されるハンバーガーや割包は、そこまでガッカリビジュアルでもないし、マシューさんによると味も美味しいとのことだ。満足そうである。

ネットで紹介されている「ガッカリフード」が、たまたまテキトーなスタッフに当たってしまったのか、マシューさんが丁寧なスタッフにあたったのか……この差は謎。それにしても、中国は、夢の国まで翻弄するのか。正式オープン後、どうなるのかワクワクしてきた! 是非ともこの目で確かめたいものだ。

参照元:Twitter @PDchina@tw_chinatimesYouTube中時電子報、Apple央広網大衆網(中国語)
執筆:沢井メグ

▼こちらが “理想” と “現実”。中華メニューって米ディズニーCEOの肝入りじゃなかったけ?


▼こちらはお子様セットとのこと。ネットで「ポテトが雑草みたい」とつっこまれる

▼パーク内の小籠包は台湾の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」より高いらしい。高すぎて悲鳴!

▼しかし、一方で満足気な意見もあるぞ