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2016年4月28日~5月8日までの日程で東京・お台場で開催された、食のイベント「肉フェス TOKYO 2016 春」。その会場で提供された、『ハーブチキンささみ寿司、鶏むね肉のたたき寿司』の一部商品が原因で、食中毒が発生していたことが明らかになった。

・一部報道を否定

一部報道によると、江東区保健所は5月6日の段階で主催する会社に対して、ささみ寿司の提供をやめるように指導していたそうなのだが、継続して販売されたと報じている。しかしイベントの公式ページには次のような内容が公開され、この報道を否定している。一体どういうことなのだろうか?

・肉フェスの発表

「一部報道機関によって、『今月6日、保健所から食中毒の疑いがあるとして主催者に販売を自粛するよう指導したにも関わらず、主催者側は最終日まで販売を継続した』とありますが、こちらは事実と異なり、保健所より連絡を受けた6日12時30分頃から『ハーブチキンささみ寿司』の一旦販売を停止し、14時30分頃江東区保健所の現地査察と指導を受け、メニューの調理方法の変更を行い、十分に肉の中心部に火が通った状態であることを確認し、同日17時00分頃に江東区保健所にご報告した上で販売再開しております」(肉フェス公式ページより引用)

・指導を受けて、再度許可

このことについて、イベントを主催した「AATJ」に問い合わせたところ、やはりこの内容と同じように、保健所から指導を受けた後に、ささみの中まで火を通す方法に調理法をあらため、そのうえで再度保健所の許可を得て、販売を再開したとしている。

一体どうして、保健所の販売自粛の指導を無視して、販売を継続したように報じられたのかは不明だ。いずれにしても保健所は、営業者(AATJ)から報告書を徴取すると共に、厳重に注意指導を行う予定らしい。

・福岡でも食中毒

ちなみに4月29日~5月8日まで福岡市中央区舞鶴公園で開催された「肉フェス FUKUOKA 2016 春」でも、同じく『ハーブチキンささみ寿司、鶏むね肉のたたき寿司』の一部商品が原因の食中毒が発生していたようだ。

また今回の食中毒を受けて、5月19日〜22日の日程で開催を予定していた「肉フェスツアー 2016 福島」の中止が発表されている。今後、「肉フェス」が開催されるのか、気になるところである。

参照元:産経新聞肉フェス東京都
執筆:佐藤英典

▼福岡会場でも食中毒が発生していたとの発表
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