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最近鶏肉ばっかり食べている佐藤です。一度コレ! と思うとそればっかりになってしまうのがクセで、先日鶏のからあげ食べ放題に行ってからというもの、“鳥” とか “鶏” にまつわる文字に、過敏反応してしまっている。当然、“親子丼” もその範疇に入ってくる訳だ。

東京・青山のオシャレな界隈を歩いていたときのことだ。突然私の目に、マジかよ! と思うような文字が飛び込んできた。それが「究極の親子丼」である。素通りできる訳がない。これは挑戦だ! そう思った私はすぐにそのお店「鶏味座(とりみくら)」に入った。

・親子丼の看板

私は知っている街の知らない道を歩くのが好きだ。この道どこに続いてるんだ? そう思うと、小さな路地でも入らずにはいられない。一体どうして青山なんか歩いていたのか、それさえもわからないのだが。その道を歩いているところで、親子丼の看板を発見した。

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何コレ、ウマそう! ということで、そんなにお腹も空いていないのに、お店に入ってみることに。店の外観は、青山というオシャレな街にふさわしくないような純和風。店先に積まれた備長炭のダンボールが、店のこだわりをうかがわせているようだ。

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・BGMが気になったけど、まあいっか

店内は照明暗め、シックで落ち着いた雰囲気。気になったのはBGM。ジャズをかけているのかな? と思ったらジャズではなく、クラシックでもない。なぜかファンキーな音楽がかかっていて、店の雰囲気にまったく合っていないのが気になった。けど、そんなのどうでもいい。究極の親子丼を食べるのだ。

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・炭焼き親子丼1080円~

炭焼き親子丼(1080円)、思ったよりも安い。土地柄、もっと高いのかと思ったら、そうでもない。ここはもうひと踏ん張りして、レバー入り(1300円)を注文した。トロレバー入りも気になったが、さすがに親子丼に1800円も払うのは勇気がいるので、今回はパス。

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・美しいモノはウマい!

しばらく待っていると……。キター! これはイイ。ウマそうだ。私の持論なのだが、「美しいモノはウマいの法則」発動である。これはウマいに違いないだろう。それにしても、中央に鎮座した卵黄のオレンジ色が美しい。まるで秋の日の真っ赤な夕日のようじゃないか!

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卵黄をつぶすのが忍びない……。このままずっと眺めていたい気分になる。何なら額装して持ち帰りたいくらい……。というのは言い過ぎだけど、マジでキレイだな~。これを箸でプスリ!

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・一口にぜい沢が詰まっている

流れ出す黄身の色合いも鮮やかだ。炭焼きの鶏肉のかおりも香ばしく、実に食欲をそそる。さ~て、このご馳走を食らうとしますか。一口食べてみると、ふわりとした卵と東京軍鶏のプリっとした肉質が混ざり合い、口のなかで美味しさが絡み合う。美味しいねえ! 濃厚な卵の風味も生きていて、一口のなかにぜい沢が詰まっている。

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究極はちょっと大げさかもしれないけど、少なくとも至高の美味しさであることに間違いない。これが通常メニュー1080円で食べられるのは、本当にぜい沢。いまだ鶏味座の親子丼を知らない人は、一度食べてみることをオススメする。

・今回訪問した店舗の情報

店名 青山 鶏味座 本店
住所 東京都港区南青山3-12-4
営業時間 平日11:30〜16:00、18:00〜23:30 / 土日祝11:30〜16:00、17:00〜22:30
定休日 無休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24