2016年3月31日、アップルの新端末「iPhone SE」が発売開始となった。私(佐藤)は3日間並んで購入したというのに、世間では全然話題になってない! なぜ話題にならなかったのか? 私は同日に、東京・銀座にオープンした東急プラザのせいではないかと勝手に想像している。同日オープンでなければ……。
さて、その東急プラザに、コーヒーチェーン「タリーズ」初のバールスタイルの店舗がオープンした。このお店は「5つの最高」をポリシーに掲げる、高価格帯の店舗だ。実際にどれほどのものか、行ってみると……。高級志向はわかるけど、高いよ……。
・5つの最高っていうけど
店舗は東急プラザ銀座の地下1階にある。お店の名前は『PRIME FIVE』、これは5つの最高を意味しているそうだ。何が最高なのかというと、「1.最高の豆 2.最高の焙煎 3.最高のバリスタ 4.最高のホスピタリティ 5.最高の……」なのだとか。1~4はわかる。最後の5は、スタッフが各自考えて、その日の最高を実践するとのこと。
そういうのは、表に見えないからこっそりやればいいと思うよ。だから『PRIME FOUR』で良くないかな?
・レジ周りの雰囲気が高級感を損なう
店構えは上品で高級感あふれる設え。他の店舗よりもシックな印象を受ける。でもレジ周りは、従来のコーヒーチェーンと全然変わらないんだよなあ。そのために、価格帯が異常に高い印象を受けてしまった。「銀座だから高くしました」って感じを、強く受けてしまう。
私が注文したのは、目に付いたなかでもっとも価格の高いパン、ブルーベリーデニッシュ(500円)。
それから和牛を使ったローストビーフサンド(2300円)。
・ワインや日本酒があるようだけど
それに本日のコーヒー(370円、サンドとセットで70円引き)。合計3100円。まさかタリーズで3000円以上も使う日が来るとは思わなかった。また、ここではワインや日本酒なども提供し、チーズやスモークサーモン、ローストビーフを肴にこれらを楽しむこともできるそうな……。
・もっといい店が周りにいっぱいあるのに
悪くないと思います。でも、ここは銀座。これらの料理より安くて美味しいものは、いくらでもあるし、同一価格帯でもっと良いサービスをしてくれるところも、いくらでもある。場所柄を考慮したとはいえ、ちょっと価格を高く設定しすぎじゃないかな~……。タリーズにそこまで求めてないというのが、率直な感想。
街のコーヒーショップとして親しまれているのに、この値段だけで、「高い!」という印象は否めない。高級タリーズを展開するつもりなら、もう少し工夫が欲しいところだ。とにかく、個人的には値段のインパクトが強くて、馴染めない。
・今回訪問した店舗の情報
店名 タリーズコーヒー PRIME FIVE 東急プラザ銀座店
住所 東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B1階
営業時間 7:30~22:00
参考リンク:タリーズコーヒー
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼レジ周りの感じは、他店とあまり変わらない
▼2300円の和牛ローストビーフサンド。これなら東銀座の「梵」に行って極上へレカツサンド(ハーフ 1050円)を食べたい
▼500円のブルーベリーデニッシュ。悪くないけど、これならハートブレッドアンティーク銀座本店のマジカルチョコリング(594円)を食ってる方いい