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都内有数の桜の名所として知られる上野公園こと、上野恩賜公園。およそ1200本の桜を目当てに、期間中だけで約200万人もの人が訪れるというから驚きだ。そんな上野公園内でゆったりと花見ができるのが、不忍池のボートである。

制限時間はあるものの、人混みのない開けた風景から見る桜はまさに絶景。よし、ボートの上から桜を見に行こう! ……と思ったのだが、桜をより楽しむためクマになってボートに乗り込むことにした

・冬眠明けのクマの方が桜を美しく感じるハズ

桜は美しい。文句なく美しい。だがそれは人間に限ったことなのだろうか? 例えば、冬眠し人間以上に春を待ちわびている動物ならば、我々以上に桜を美しく感じてもおかしくないハズだ。冬眠する動物といえばクマ。クマといえば、当サイトにたびたび登場しているサンジェリカの出番である。

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というわけで、巨大なクマのぬいぐるみの中に入り、上野公園をぶらり旅。ただでさえ人が多かったが、サンジェリカの周りには常に人だかりが。特に子供たちには抜群の人気で、「クマさんかわいい!」の声が絶えなかった。

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・足漕ぎスワンに乗ることに

そしていよいよ不忍池のボートゾーンへ。本来は1時間700円の手漕ぎボートに乗りたかったのだが、係員さんに「落ちたら死にますよ?」と説得され、比較的安全な「足こぎスワン」に乗せてもらうことに。こちらは30分で700円となっている。

もちろん、サンジェリカ1匹でペダルを漕ぐのは困難なため、Yoshio記者が同乗してくれた。果たしてクマの気持ちになって眺める桜はどれだけキレイなのだろうか?

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・クマが見た桜とは……?

やがて、スワンに乗り込むYoshio記者とサンジェリカ。2人乗りのスワンは……パンッパンである。体のサイズが大きすぎるためサンジェリカはほぼペダルを漕げず、Yosio記者1人がスワンを操作する。ようやくの思いで人の少ないエリアにたどり着くと……!

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見えNEEEEEEEEEEE!!!!! 桜はおろか、自分がどこにいるのかもよくわからねぇぇえええッ!! それもそのハズ、サンジェリカは “着ぐるみ” ではなく “ぬいぐるみ” なので、そもそも視界の確保がされていない。わずか5センチほど開けた穴が、視界であり生命線の空気孔なのだ。

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……が、周囲の人たちが「かわいい!」「ヤバい!!」と喜んでくれたので良しとしよう。それこそハリウッドスター級に写真を撮られたクマー。気持ちいいから、ぜひ桜の時期に上野公園のボートに乗ってみてくれよな!

参考リンク:上野恩賜公園
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼上野公園に出かけたクマー。
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▼「横から見ると変だ」って言われたクマー。
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▼「後ろが雑」って言われたクマー。
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▼でも人気だったクマー。
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▼ボートに乗りたかったけど、スワンに乗ることになったクマー。
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▼息苦しいクマー。
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▼Yoshio記者が一緒に乗ってくれたクマー。
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▼桜は見えなかったけど、ボートは気持ちよかったクマー。
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▼背中は見ないでくれクマー。
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▼帰りにチョコバナナを食べたクマー。
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▼気づいたら人だかりだったクマー。
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▼クマー。

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