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もしあなたが社会人なら、どんな人を上司にしたいだろうか? また、あなた自身はどんな上司だろうか? リーダーシップを発揮するタイプ、器の大きいタイプ、気が利くタイプ……と、一口に “上司” といってもそのタイプは様々だ。

話は少し変わって、いよいよ開幕したプロ野球ペナントレース。各地で熱戦が繰り広げられているが、千葉ロッテマリーンズ『伊東勤監督』が、開幕戦直前に行った熱いミーティングがカッコ良すぎると話題になっているのでご紹介したい。その姿は「理想の上司」そのものだぞ。

・開幕戦直前のロッカールーム

千葉ロッテマリーンズを率いて、4年目のシーズンを迎える伊東監督。西武ライオンズ黄金期を長く支えた名捕手で、西武の監督時代には日本一にも輝いた名将だ。その統率力には定評があり、今回ご紹介する動画でも強いリーダーシップが随所に発揮されている。

場所は試合開始直前のロッカールーム。全選手を前に伊東監督は、以下のように述べている。

「いよいよ今日から始まるけど、こうやって(一軍で)開幕を迎えられるということは、ここにいられることに感謝しなきゃいけないし、いろんな人にもその思いを持っていなきゃいけないと思う」

「残念がらここにいられない二軍の選手たちも代表して、チームロッテとして戦うんで、しっかりと責任、そしてプライドを持って戦ってくれ」

「一年間山あり谷ありで大変なシーズンになるけども、イイことばかりは続かないから、それぞれがチームメイトを信じて助け合っていこう。それがうちのチームの良さなんで、必ずいい結果が得られると思う」

「現場は俺が指揮を執る。責任は俺が取るんで、みんな余計なことは考えずにグランドで思い切って暴れてくれ」

・全員とハグ

特に「責任は俺が取る」のくだりにグッとくるが、最後に伊東監督は「毎年恒例で握手してるけど、趣向を変えて全員とハグしたいと思う。シーズンが終わった後に、ガッチリ優勝の握手をしよう」と述べ、選手はもちろんコーチや裏方さんを含めた全員とハグをするのだ。

その流れで、“監督と全員” ではなく “全員と全員” がハグする様子からは、チームの士気が上がっていることを見て取れる。実際に岡田選手は「いいですね、ひとつになりますね。がんばりましょう」と述べていた。

誰にも「理想の上司像」があるハズだが、この動画を見たら「こんな上司がイイな」「こんな上司になりたいな」と思う人も多いハズだ。ぜひ、プロ野球に興味が無くても一度ご覧になっていただきたい。

参照元:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼伊東監督がカッコよすぎるぞ!

▼開幕戦に見事勝利したロッテ。