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日本でも大ヒットとなり、コアなファンベースを築いたアクションドラマ『24 TWENTY FOUR』。今でも根強い人気を誇る本作は、2014年にミニシリーズ『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』として復活した後、2016年はスピンオフ版『24:Legacy』が製作されることに!

日本でも、再び『24』人気が再熱しそうな予感を感じるなか、オリジナル版の登場人物を演じた俳優が、今どうしているのか探ってみることにした。そして今回は、『24』のムカつく大統領チャールズ・ローガンを演じたグレゴリー・イッツェンに注目してみたいと思う。

・『24』でのグレゴリーの役どころは!?

『24』は、テロに巻き込まれたCTU(テロ対策ユニット)のジャック・バウワー捜査官が、孤軍奮闘しながら事件を解決していく様子が描かれる作品だ。劇中では大統領が5回も変わるのだが、ローガン大統領は、シーズン4からキーラー政権の副大統領として登場し、キーラーが職務不能となったことから大統領に昇格する。

野心もなく平凡な彼は決断力に欠け、何から何まで人に頼ってばかりなのに、手柄は独り占めにしようとする腹黒いヤツなのだ。かなりムカついてしまうキャラクターだが、大統領を辞職した後も、4シーズンにわたってしつこく登場していた。

・ニクソン大統領にクリソツなんだけど……!

大統領役を演じるからといって、歴代大統領に似ていた方が良いという訳ではないが、グレゴリーは、第37代米国大統領のリチャード・ニクソンにソックリ!!

ニクソン大統領は、アイゼンハワー政権で副大統領を務めた後に大統領となり、1974年にウォーターゲート事件(共和党が民主党本部に盗聴器を仕込んだ事件)を起こして辞職。グレゴリー扮するローガン大統領が辿った軌跡と酷使しているのは、単なる偶然だろうか!?

ちなみに『24』の製作者は、「グレゴリーをローガン大統領に配役したのは、ニクソンに似ているからではありません」とコメントしている。

・オヤジ俳優として超売れっ子に!

そして、本シリーズが終了した後、グレゴリーはオヤジ俳優として超売れっ子に! 確かに彼は、いろんなドラマで見かけることが多く、「『24』のムカつく大統領じゃん!」と思うことがよくある。

ロサンゼルスを舞台にマフィアの世界を描く『Mob City』では、『24』のエドガー・スタイルズ情報分析官を演じたルイス・ロンバルディと再共演も果たした。また、『メンタリスト』や『コバート・アフェア』といった人気ドラマにもレギュラー出演し、グレゴリーも、『24』でアローン・ピアース役に扮したグレン・モーシャワーと同じく、法執行機関関係者を多く演じている。

そういえば、『24』に出演したオジさん俳優達は、後に売れっ子になるパターンが多いように思う。ハリウッドでは超A級スターでもない限り、年齢を重ねるごとに出演オファーが減っていくものだが、これぞ、根強い人気を誇る ‟『24』マジック” なのかもしれない。

参照元:IMDb(英語)
執筆:Nekolas
イラスト:マミヤ狂四郎
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