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2016年春から活動を再開することが判明した、歌手の宇多田ヒカル。2010年に「人間活動に専念しようと思います」という独特の表現で無期限活動休止を発表して以来、約6年ぶりの歌手活動となる。

6年という時間が長いのか短いのかはわからないが、おそらく彼女を知らない人や忘れかけている人もいるに違いない。そこで今回は、「宇多田ヒカルの何がスゴかったのか?」を数字で紐解き、歴代シングルトップ10と合わせておさらいしたい。

・驚異のアルバムセールス

1998年12月、シングル『Automatic』でデビューした宇多田ヒカル。ファーストアルバム『First Love』が日本記録の国内セールス約860万枚を叩きだしたことはあまりにも有名だが、彼女のスゴさはそれだけではない。

2001年にリリースされたセカンドアルバム『Distance』も国内累計約486万枚と、オリジナルアルバムとしては歴代2位を記録。これは2000年代に発売されたアルバムセールス第1位となっており、いまだに破られていない。

さらには、2002年発表のサードアルバム『DEEP RIVER』は約360万枚を記録。アルバムを3作連続で300万枚以上売り上げた日本のミュージシャンは彼女だけで、ギネスブックにも「日本で最もアルバムを売り上げたアーティスト」として紹介されているのだ。

もちろんシングル曲もハンパなく売れた。歴代トップ10をざっと振り返ってみよう。

1位: Automatic 約206万枚
2位: Addicted To You  約170万枚
3位: Wait & See ~リスク~ 約166万枚枚
4位: Can You Keep A Secret?  約148万枚
5位: Movin’ on without you 約122万枚
6位: COLORS  約89万枚
7位: For You / タイム・リミット 約88万枚
8位: traveling  約85万枚
9位: First Love 約80万枚
10位: SAKURAドロップス / Letters  約68万枚

「光」や「FINAL DISTANCE」などの有名曲がトップ10に食い込めないほど、シングル曲も大ヒットを連発しており、シングルのトータルセールスは23作品で約1388万枚となっている。ちなみにアルバムは全10タイトルで約2200万枚を記録しており、トータルの約3588万枚は伝説レベルの数字と言ってもいいだろう。

・数字は楽曲の良さに付いてきたもの

もちろんこの数字は、楽曲の良さに付いてきたものであり、シングルだけではなくアルバムにも名曲が目白押し。個人的にはアルバム『DEEP RIVER』収録曲、「プレイ・ボール」がイチ押しだ。とにもかくにも、宇多田ヒカルの復活は、音楽業界に大きなうねりを巻き起こすことは間違いない。復活を楽しみに待とう。

参照元:スポーツ報知年代流行「宇多田ヒカルCDシングル売上枚数一覧」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼デビュー曲「Automatic」が歴代1位。

▼2位の「Addicted To You」 ピンクの手袋が印象的だった。

▼3位は「Wait & See ~リスク~」 この乗り物ね。

▼4位の「Can You Keep A Secret?」 グッと大人っぽくなってました。

▼5位は「Movin’ on without you」 まだ表情に幼さがある。

▼6位の「COLORS」 トップ10の中では一番最後にリリースされた曲。

▼8位の「traveling」 カバーされたりパロディにもなりました。

▼9位は「First Love」 名曲中の名曲。

▼10位は「SAKURAドロップス」 春の定番ソング。