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年々、精度が高まっていると言われる「Google翻訳」。だが、いまGoogle先生の予想外の翻訳がネット上で話題になっているのをご存じだろうか? なんと、讃岐名物「ぶっかけうどん」を中国語に翻訳すると、「顔」に発射の「射」という2文字になるというのである。嘘だろ!? と、思ったらマジだったー!! 

でも本当に中国語圏では、「ぶっかけうどん」をそんな風に呼ふのだろうか? 気になったので調べてみた。

・Google先生の翻訳が完全にR指定だと話題に

ぶっかけうどんのGoogle中国語訳が完全にR指定……これはTwitterユーザーの投稿により話題になり、その後、まとめられるなどして大拡散している。実際に、Google翻訳で「ぶっかけうどん」を中国語訳にしてみたところ確かに「顔射烏冬麺」と出て来た。

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“烏冬(麺)” とは、大陸の中国語で “うどん” のこと。これは100%正しい。ということは、「ぶっかけうどん」の “ぶっかけ” こそが “顔射” に相当するということになる。……マジかよ。

・本当に「顔射烏冬麺」と呼ぶのか調べてみた

中国語で “顔射” と言っても、一般的には恐らく通じないだろう。だが、日本発の大人のコンテンツに親しんでいる人なら通じてしまう紳士の言葉。そんな言葉が、人気の日本食に使われていいのだろうか。信じられないよ!

……ということで、中国語マスターの友人に聞きつつ、中華圏で積極展開している『丸亀製麺』と『はなまるうどん』の公式サイトで調べてみたぞ!

『はなまるうどん』の中国公式サイトのメニューには、ぶっかけうどん単品は見つからなかったものの、『丸亀製麺』の方で発見! 「ぶっかけうどん」の表記は、以下の通りだ!!

中国「濃湯烏冬」
台湾「濃湯烏龍麺」※台湾ではうどんを“烏龍麺”と表記
香港「醤油烏冬」

「湯」とは中国語で “スープ” のこと。直訳すると “濃いスープのうどん” である。確かに、ぶっかけうどんとは濃いつゆを、うどんにぶっかけたモノ……濃いスープのうどん、なんというわかりやすい訳であろうか! 香港の “醤油” と言うのも遠くはない。なるほど、なるほど!! そういうことか!

「ぶっかけうどん」は「顔射」ではなかった。繰り返す、「ぶっかけうどん」は「顔射」ではない。本当に、本当に良かった……!

・中国人に聞いてみた

念のため、中国人にこの件について聞いてみたところ、そもそも、「かけうどん」と「ぶっかけうどん」の違いがあまり良くわからん……とのことであった。でも「濃湯烏冬」と言われたら、どんなものか何となくわかるそうだ。

「濃湯烏冬(烏龍麺)」は、訳としてはまだ定着してはいないよう。ネット上では「濃汁烏冬(烏龍麺)」や「醤汁拌烏冬涼麺」という表記も見受けられる。きっと、うどん文化の広まりと共に、訳語も固定されていくだろう。

ただひとつ言えるのは、少なくとも「ぶっかけうどん」は「顔射」ではないということ! 使うとお互いに気まずくなるかもしれないので、くれぐれも注意してくれよな!!

参照元:『丸亀製麺』中国台湾香港『はなまるうどん』中国Google翻訳
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼結論:ぶっかけうどんは「顔射烏冬」にあらず! 「濃湯烏冬(烏龍麺)」と呼ぼう!!
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