大事な大事なペット。気分的には、飼っているというよりも、一緒に暮らして “もらっている” といった方が正しいほど、彼らの存在は貴いもの。だから動物たちに何かあったら、とても心配。言葉を話せない動物たちは、どこが悪いか教えてくれないからだ。

例えば今回ご紹介するような事が起こったら、飼い主さんは気が気じゃないはず。ある地域のネコの毛が、何者かによって剃られているというのだ……。でもネコたちは「いつ、どこで、誰が、どうやって」そんな事態を起こしたのか、教えてはくれない。

・飼いネコの様子がおかしい……?

この度事件が起こったのは、カナダのブリティッシュコロンビア州に位置するキャンベルリバー。2015年1月のある日ジョジョ・ヤルジャウさんは、12才の飼いネコ・タビーの様子がおかしいことに気が付いた。「外から帰ってきたら、ずっとウロウロしていたんです。誰にも体を触らせず、何も食べず、ずっとどこかに隠れっぱなしだった」。

・お腹とシッポの毛がなくなっていた

そこでヤルジャウさんは飼いネコの様子を見ようと抱っこしてみたところ、いつもはフワフワのお腹がペッタンコに! ビックリしてよく見てみると、なんと下腹部とシッポの付け根の毛がゴッソリとなくなっていたのだ。

タビーの肌が少し傷ついていたことから、鋭利な刃物で剃られたように見えたと家族は話している。

・剃られたのは1回だけではない

その後も度々、タビーは毛を剃られて帰ってきており、2015年7月までにすでに5回も同様のことが起こっているのだとか。しかも毎回剃られる箇所は違っており、徐々に剃り方も荒くなっていると飼い主は話す。

なら外に出さなければ良いのでは? と思ってしまうが、12年間もお外で遊んできたタビーを、今から家の中だけに閉じ込めるのも難しいようだ。

また、被害にあっているのはタビーだけではない。その地域に暮らす他のネコの毛も剃られているというのだから、多くの住民も不安を感じている。一体誰の仕業なの? とネコたちに聞いてみても、彼らは何も話してくれない。これ以上被害がエスカレートしないことを祈る。

参照元:CTVNews、Twitter @CTVNewsVI(英語)
執筆:小千谷サチ

▼誰の仕業なの、タビー?