以前の記事で、「栃木県と群馬県のご当地グルメ・ポテト入り焼きそばが超ウマい!」とご紹介した。味は簡単に想像がつくかと思いきや、「ポテトと焼きそばってこんなに合うのかよ!」と、衝撃的なウマさのB級グルメである。
そしてつい先日、栃木県を訪れたときのこと……。「ポテト」ではなく『じゃがいも入り焼きそば』なるものを発見! ポテトとじゃがいもってことは……同じ? と思いつつも、店構えがあまりにも素晴らしかったので、お店に立ち寄ることにした。その名も大豆生田商店(おおまみゅうだしょうてん)DA!
・「じゃがいも入り」と「ポテト入り」の違い
後から調べて判明したことだが、じゃがいもが入った焼きそばは、栃木市が『じゃがいも入り焼きそば』、足利市では『ポテト入り焼きそば』と称されているらしい。群馬県と栃木県にまたがる両毛地域で、昔から子供のオヤツとして食べられていたとの情報もあるが、結局は「肉の代わりにじゃがいもを入れた焼きそば」で、どれも同じ食べ物である。
・おばちゃんが最高
今回ご紹介する「大豆生田商店」は、栃木駅から車で10分ほどのところにあり、その店構えから圧倒的なパワーを感じずにはいられない。そして店に入ってそれは確信に変わった……! とにかくおばちゃんがパワフル!! 激ハイテンション! 怒涛の会話が超楽しい!!
「あらー、東京から? アジサイですか? 今朝の新聞で見ましたけどアジサイは茨城もいいらしいですねぇー」……と、なぜかアジサイの話が止まらない。筆者は「岩下の新生姜ミュージアム」が目的で、一言もアジサイとは言っていないのだが。
店内にいくつも飾られた、おばちゃんが作ったと思われる “焼きそば川柳” もまた最高! いくつかご紹介しよう。
「素通りは させぬいも入り 焼きそばが」
「じゃがいもと キャベツと麺は なかよしだ」
「焼きそばは 長生きさせて ご麺なさい」
……などなど、味わい深い川柳が店内にズラリと並べられているのだ。
・しかもウマくて安い!
筆者は「じゃがいも入り焼きそば」と「じゃがいもイカ入り焼きそば」、そしてイモフライを注文したのだが、これがまたウマい! 角張った細麺は香ばしく焼き上げられ、辛口ソースとの相性も抜群! じゃがいもはメイクイーンで、ねっとりしつつホクホク感もある。焼きそばとじゃがいもの相性の良さは、まさに阿と吽! 阿吽以外の何物でもない!!
しかも、「じゃがいも入り焼きそば」は380円、イカ入りでも430円、イモフライは80円というから恐れ入る。これだけ食べても合計890円とは……! もちろん税込価格である。
おばちゃんの人柄の良さと、純粋な味、その両方で訪れる価値ありの『大豆生田商店』であった。栃木市にお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってみてくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 大豆生田商店
住所 栃木県栃木市薗部町2-19-32
時間 10:00~18:00
休日 月曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼この店のたたずまい……。入るしかないでしょ!
▼これが「じゃがいも入り焼きそば」だ!
▼じゃがいもホクホクゥーーーー!
▼角張った細麺も、辛口ソースと相性抜群!
▼イカ入りでも430円だ。
▼イモフライも毎日食べたいくらいウマかった!
▼じゃがいもはメイクイーンで、ねっとりとした舌触りが最高!
▼「じゃがいも入り焼きそば」のお店は栃木市にいくつかあるぞ! 絶対に立ち寄るべし!!