一般的にプロ野球の「助っ人外国人バッター」は、バッティングを見込まれて入団することがほとんどである。大砲・シュアなバッティング・勝負強い……などなど、様々な触れこみがあるが、この選手はいささか事情が違う。千葉ロッテマリーンズ2年目、ルイス・クルーズ内野手(以下敬称略)のことだ。
メジャー経験もあるクルーズは、入団当初から「守備の人」と評判で、本人も「守備でメジャーに上がった」というほど守備に自信を持っているプレイヤー。そんなクルーズの「守備練習」だけを収めた動画がYouTubeにアップされているのでご紹介したい。その華麗なグラブさばきは……特に野球少年には絶対に参考になるハズだ!
・守備の達人
先述したように、クルーズは2015年シーズンで日本プロ野球生活2年目の選手。日本1年目の昨シーズンは、打率・238と振るわなかったものの126試合に出場した。年俸やチーム状況にもよるが、通常であれば打率・238の外国人助っ人は、クビになってしまうことが多い。
だが、千葉ロッテはいち早くクルーズの残留を決定した。とにかく守備。守備が抜群に上手かったからである。おそらく日本プロ野球史上、一番守備が上手な外国人助っ人内野手であろう。かつて横浜ベイスターズに在籍したロバート・ローズも守備がウマかったが、クルーズと比べると霞んでしまう。
・華麗だが基本に忠実なプレー
そんなクルーズの守備練習動画であるが、とにかく華麗。特にラスト2つのプレーはヤバい。柔らかいグラブさばきはもちろんのこと、スナップ(手首)の強さが感じられる。ただ、派手なプレーが多いかと言われるとそうでもなく、全般的には基本に忠実な動きである。
捕球態勢や捕ってから投げるまでの速さなどは、まさに超一流。試合中のファインプレー集も見ていて楽しいが、実際に守備の参考になるのはこういった動画であろう。特にプロ野球選手を夢見る、野球少年たちに見てほしい。
▼「クルーズ 今年も魅せます!華麗な守備にカメラが接近!【広報カメラ】 」だ!
▼ファインプレー集もあるぞ!