通常お寿司といえば、お皿に盛られて出てくるものである。回らない寿司であれば、寿司下駄と呼ばれる木製の台に、板前さんが置いてくれるかもしれない。
ところが大阪のあるお店では、鉄板に乗って出てくるのである。このメニュー、その名も「すし焼き」である。名前からしてなかなかインパクトがあるのだが、実際にオーダーしたら鉄板に乗って出てきてマジでビックリしたッ!!
・歴史を感じさせる店構え
お店は大阪・難波のなんばグランド花月のすぐ近くにある。かなりの繁華街ではあるものの、お店はこじんまりとしており、その外観から歴史を感じさせる味な寿司店だ。
・1皿150円!
入店前にまず寿司1皿の価格に驚く、1皿150円だ。ここは回転寿司店ではない。回らないのにこの値段はかなり好印象を受ける。実は1皿150円には2種類あり、ネタによって1貫づけと2貫づけに分かれているのである。それでも安い。マグロのトロやアワビ、ウニまで1貫150円なのだ。
・すし焼きとは!?
若干シャリが小さめに握られているのだが、それでも寿司を味わった満足感を十分に得られる。驚きなのは、これら通常のメニューだけではなかった。壁に貼られたメニューにすし焼きというものがある。なんじゃコリャ? 興味をそそられてオーダーすることに。
・鉄板に乗って握り寿司が出てきた!
しばらくして運ばれてきたのは、寿司下駄や皿ではなく鉄板! マジかよ!? 握り寿司が鉄板に乗って出てきたでござる! もしかしてこれ鉄板はアツアツなのか? と思ったら、アツくはなかった。ちょっと安心。
・視覚インパクト大
すし焼きとは炙り寿司のことであり、ここのお店は炙りメニューが充実している。それをまとめて一皿に盛ったのがこのすし焼きだ。おそらくなのだが、視覚インパクトを与えるために、鉄板に盛っているのではないだろうか。
・道具屋筋で調達?
ちなみにお店の近くには、飲食店で使用する道具や什器が一通りそろう「道具屋筋」がある。ここで鉄板を調達して、すし焼きをのせることを思い立ったのではないだろうか。それにしてもリーズナブルに寿司を楽しめる良店である。軽くつまみたいという時に、フラリと立ち寄りたいお店だ。
・今回紹介した店舗の情報
店名:ときすし
住所:大阪府 大阪市中央区難波千日前 4-21
営業時間:火〜土曜日11:00~14:00、17:00~23:00、日祝11:00~23:00
定休日:月曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼1皿150円でリーズナブル。ちなみにこの皿はすべて1貫150円のもの。思わず2つ頼んでしまったものもある
▼1貫のサイズがやや小さいように感じる。価格を考えると妥当な感じ
▼ちなみに刷毛でしょう油を塗るシステムは初めてで驚いた
▼このお店の名物メガ盛りねぎとろ、2貫150円
▼そして炙り寿司の盛り合わせの「すし焼き」