激動に見舞われた2022年の回転寿司業界。何のことかはご自身でお調べいただくとして「1年前は思ってもみなかったこと」が多発した1年だったと言えるだろう。それでもスシロー、はま寿司、くら寿司、かっぱ寿司のみなさん! 心の底から応援しております。

それはさておき、この記事ではシリーズ『4大回転寿司ガチ食べ比べ』の中から「どこで食べてもほぼ差が無かった鉄板ネタ」を6つご紹介する。すでに公開されている「ズバ抜けてウマかったネタ6選」と合わせて参考にしていただきたい。

・忖度無しのガチ企画

2022年2月からスタートし、これまで24回を数えるシリーズ『4大回転寿司ガチ食べ比べ』。3~4時間の間に同じネタを食べ比べ「どの店のネタが1番美味しいのか決めよう」という、正真正銘のガチ企画となっている。

さて「ズバ抜けてウマかったネタ6選」でも申し上げたが、合計24ネタを食べ比べてみた結果「ズバ抜けてウマいネタ」と「さほど違いが無いネタ」の2極化が進んでいることが判明した。今回はどこで食べてもスベリ知らずの「鉄板ネタ6選」をご紹介したい。

なお、今からご覧いただく6つのネタは「価格も味も当時のもの」としてご覧いただければ幸いだ。それでは以下が覚えておくとかなりいい(と思う!)「鉄板ネタ6選」である!!



安定感抜群「サーモン」

細かいことを言えば「アトランティック」や「トラウト」などで方向性は違うものの、サーモンに関してはどの店で食べても「おいしいサーモン」である。いまやまぐろに匹敵するほどの人気ネタであるが、その理由は抜群の安定感にもあるのだろう。


外す可能性はほぼ0%「はまち」

食べ比べてみた結果、スシローとくら寿司が「やや美味しいかな?」と感じたが、競馬で言うなら鼻差程度の違いであった。初めての店でもとりあえず外すことがない安定のネタ、それが「はまち」である。


スベリ知らず「えび」

厳密に言えばくら寿司が総合力で勝っていたが、えびも「どこで食べてもスベらないネタ」の1つと申し上げていいだろう。各社ともに最も安い皿で提供されているところもポイントで、お腹にもお財布にもネタの代表格でと言える。


逆にガッカリはしない「イカ」

ぶっちゃけた話、どの店で食べても「感動するほど美味しいイカ」ではなかった。ただガッカリすることも逆に無いハズ。優先度順位は上記の3ネタの方が高いものの「迷ったらイカ」はとりあえず覚えておいてもいいかもしれない。


完全に好きずき「たまご」

出汁が効いてる系、甘め……などなど、タマゴの味には各店の個性が出ている。ゆえにタマゴに関しては「好きずき」と申し上げるのが適切だろう。また、どの店も「イマイチかな?」というタマゴはなかったため、安心できるネタの1つである。


マヨネーズの暴力「サラダ軍艦」

「かっぱ寿司」が頭1つ抜けていたサラダ軍艦。だがしかし、どの店のサラダ軍艦も甲乙つけ難いほどレベルが高かった。というのも、寿司は基本的に淡泊な味が続くため “マヨネーズのパンチ” がどうしたってウマく感じるためだ。ややズルい気もするが、外すことはまあ無い。



おそらくではあるが「どこの回転寿司にも満遍なく通っている」という方は少ないハズ。つまり「あまり来ない店に来ちゃった」なんてときに使えるのが「鉄板ネタ6選」である。ズバ抜けてウマいネタよりも、実際に有用なのはこちらなのかもしれない。

というわけで、来年もネタが揃い次第『4大回転寿司ガチ食べ比べ』をお届けしていく予定だ。リーズナブルで美味しいお寿司がいただけるスシロー、はま寿司、くら寿司、かっぱ寿司に携わる全てのみなさん! 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

参考リンク:スシローはま寿司くら寿司かっぱ寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.