いよいよ発売が明日に迫った、アップルの次期スマホ「iPhone6」と「iPhone6 Plus」。都内のアップルストアをはじめ、一部の取り扱い店舗ではすでに長い行列ができている。もっとも早く行列ができたアップルストア銀座店では、何やら不穏な動きがあるようだ。
2014年9月17日深夜、行列後方に置かれたブルーシートに大勢の人が入り込んでいるという。それまでシートしか置かれていなかった場所に、それまでいなかったはずの50~60代の男性がドッと詰めかけたのである。状況を確認しに行ってみると、一人の中国人男性が私(佐藤記者)が立ち話をしているところに話しかけにきた。一体何が起きたというのか?
・日本語が不慣れな中国人男性
話しかけてきた中国人男性は、「整理券は配られるのか?」と言った内容を尋ねてきた。いくぶん日本語が不慣れで、言いたいことはわかるのだが片言である。自ら中国人であることを明かしたので、「中国では高く売れるのか?」と尋ねてみた。
・「中国では17万円」
すると、SIMフリー版のiPhone6 Plusは17万円で売れるというのだ。アップルのホームページに公開されている価格は、16GBのモデルで7万9800円である。つまり中国では、およそ倍の価格で売れることになる。
・グループが割り込みか?
彼がいうには、ブルーシートにあらわれた大勢の人たちは、中国人バイヤーによって召集されたという。そのグループの後続に並んでいた彼は、割り込みを不満に思い、「整理券は配られるのか?」と尋ねてきたのだ。過去の例では、整理券の配布は行われていない。したがって彼の不満は今のところ解消される見込みはないのである。
・表参道では代行不可との情報も
ある行列参加者の情報によると、表参道のアップルストアでは行列に代わりで並ぶ「行列代行」が不可になったそうだ。これが本当であれば、銀座の店舗もこれに習い割り込みを防ぐために、代行を不可にするべきだと思うのだが……。もめ事にならないことを願う。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24