2014年4月20日に、北極点単独歩行を断念した荻田泰永氏。北極海の上でただ一人、ピックアップを待ち望んでいたのだが、ようやく飛行機が彼のもとへとたどり着いた。やっと極寒の地を離れ、出発準備の地レゾリュート(カナダ)へと帰りついたようである。
・荻田泰永北極点事務局の報告
「本日、現地時間4月23日にピックアップされ4月24日午前1:00に無事レゾリュートに戻って参りました。帰国後の報告会頭の予定は未だ立っておりませんが、帰国日程が決まりましたのでご報告さし上げます」(荻田泰永北極点事務局Facebookより引用)
・ケガも病気もなく
単独徒歩に挑んでいる間に、ケガも病気もなくて本当によかった。無事にレゾリュートまで帰りついたということは、約50日ぶりに屋根の下で時間を過ごしているということになるだろう。また温かい食事をとることができているはずである。1カ月半ぶりに触れる文化的なものは、彼にとってどんな感じがするのだろうか? 帰国後にその感想を聞いてみたい。
・4月28日帰国予定
ちなみに今後数日をカナダで過ごした後に、4月28日の便で成田空港に帰りつく予定である。まずはお疲れ様と伝えてあげたい。
情報提供: 荻田泰永北極点事務局
画像: 荻田泰永北極点事務局 Facebook
執筆: 佐藤英典
▼北極の氷の上に着陸し、荻田氏をピックアップした機体