oden

まだ11月ですが、すっかり寒くなりましたね。開放的な夏に比べてアンニュイになりがちですが、食べ物がおいしいという意味では良い季節です。

ぷりぷりの牡蠣や熱々の鍋など、今の時期だからこそ美味しいものってたくさんありますが、今回は「おでん」に注目してみたいと思います。コンビニで販売されるようになってから、すっかり私たちの食生活にとって身近な存在となったおでんですが、おでんには恋愛にも活かせるヒントがたくさん詰まっているんです。

・大根

練り物に比べてカロリーが低いという点が嬉しいですよね。一方で、なかなか味が染み込まないのが、調理するうえで難しいところでもあります。女性も、恋愛においては「簡単に染み込まない」ことが大切なのではないでしょうか?

恋をすると、すぐ相手色に染まってしまう女性がいます。彼氏中心の生活になり、休日のスケジュールは全面的に相手に合わせ、彼氏がほかの用事で出かけてしまうと手持無沙汰になってしまう……。男性にとってはつまらないオンナですよ。大根のように、なかなか染み込まない女性になりましょう。長時間かけて煮込み、ようやく味が染み込む女性のほうが魅力的なはずですよ。

・こんにゃく

食物繊維が豊富で、消化の遅いこんにゃくは、膨らんだままの形状で腸を通過するため、その結果腸壁に刺激を与え、快便を促すと言われています。大根と同様にダイエットの強い味方ですね。

ところで、英語圏ではこんにゃくのことを「Devil’s Tongue」と表現することもあるのだとか。直訳すると「悪魔の舌」といったところでしょうか。これは決してこんにゃくの食感がどうのこうのという理由ではなく、原材料となっているこんにゃくの花の姿が妖しいからとのこと。調べてみると、確かに魔界に咲く花のよう。

私たち女性も、こんにゃくの花のごとく、ミステリアスな妖しさを醸し出したいものですね。わかりやすい女性よりも、男性は引き込まれることでしょう。ただし、「妖しい」が「怪しい」になってしまわぬよう気を付けてください。

・たまご

おでんの主役です。「おでんの中で好きな具ランキング」などでも常に1位の座に輝いていますよね。この人気にあやかりたいものです。「誰からも好かれる」って、ものすごく大事なこと!

もちろん、愛想をふりまいたり媚びを売ったりする必要はありませんが、コミュニティにおいて、嫌われ者よりも好かれている人の方が、男性から好印象を持たれることはたしかでしょう。「嫌われ者な私の隠れた魅力に気付いてくれるマニア男性を待とう」という姿勢よりも、周囲から好かれる努力をしたほうが近道ですよ。

まとめると、男性に合わせ過ぎず、妖艶な魅力も演出しつつ、人気者な「おでん女子」になって恋の勝者を目指しましょう!

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
Photo:Rocketnews24