「猫鍋」という単語を聞いたことはあるだろうか。もし知らない方がいたら、今すぐこの記事を見ているスマホやパソコンで検索をかけてみてほしい。幸せな気持ちになれるので。

念のため説明しておくと、「猫鍋」とは料理名ではなく猫が鍋に入っている様子を指す単語だ。

そのため、料理として味わうことはできないと思っていたのだが……嘘でしょ、食べられる猫鍋あった。


・猫のおでん

商品名は「おでんだにゃん」。

こだわりのちくわや かまぼこなどを作っている愛知県のメーカー、「ヤマサちくわ」から2月限定で販売されているおでんセットだ。楽天市場での価格は税込2970円だった。


到着した荷物を開封すると、かわいくラッピングされた包みが現れた。持ち上げてみるとずっしりと重たく、中におでんの具がたっぷり詰め込まれていることがよく分かる。



それでは中身を確認していこう。まず現れたのは猫の足の形をした「にゃんぺん」

かわいっ……肉球がプリントじゃなくて、しっかり立体で作られてるの最高すぎませんか──?


クオリティの高さとかわいらしさに大はしゃぎしてしまったけれど、なんとこのセットにはまだまだにゃんぺんが入っている。続いて出てきたのは「にゃんぺん(かお)」!

中で重なってしまっているが、ピンク色と模様付きの2枚のにゃんぺんが入っていた。



「にゃんぺん(しっぽ)」は一見ちくわみたいだけど、よく見ると本物の猫のしっぽのように少しカーブを描いている。こだわりがすごい。


ちなみに、セット内容に含まれているのはにゃんぺんだけではない。花型のはんぺんや……


ふわふわの豆乳揚げ


ちくわ・こんにゃく・揚ボール、さらにはおでんのつゆまでついてくる。


き、気配りがすごい……もうあとは鍋に具材を入れるだけでいいじゃないか。何の準備もしなくていいのすごく助かる。



・映えすぎ

ということで、さっそく猫鍋を味わってみることにした。

どの具材もすでに調理は終わっているので、購入者がやることと言ったらこんにゃくを1口サイズに切ることくらい。


あとは袋の裏面に書いてある説明を参考におでんのつゆを作って、具材を投入すればOKだ。



たくさんの具材でみっちみちになった鍋の中を見てみると…………


なにこのかわいさ。


過去にここまで映えるおでんを見たことがあっただろうか、いやない。

カラフルな練り物たちが鍋の中を彩っていて……




どの角度から見てもかわいい~~~~~!!!!



気付いたら手が勝手にスマホの撮影ボタンを押しまくっていた。シンプルな料理であるはずのおでんをここまでかわいくしてしまうとは……猫ちゃんの威力、恐るべし。


専門店の具材なだけあって、見た目だけでなく味の方も抜群のクオリティ!

にゃんぺんはどれもサイズが大きめで、1つ食べただけでもかなり満腹感を得ることができた。


問題点といったら、あまりのかわいさに嚙みつくことに若干の罪悪感が伴うことだろうか。

特に足のにゃんぺんは立体的な分本当に肉球を食べているかのような食感で、頭の中で「これは食べ物……これは食べ物……」と暗示をかけながら咀嚼した。


にゃんぺんのしっかりした食感に疲れたら、花型はんぺんのふわふわの食感や豆乳揚げの優しい甘みで箸休めできる。

正直最初は「具材がほとんど練り物だから途中で飽きちゃうかもしれないな……」と思っていたのだが、完全にいらない心配だった。どの具材もそれぞれ個性があっておいしかった~!



・2月22のメニューに!

ということで、「おでんだにゃん」は見た目でも味でも大満足できるおでんセットだった。

ちなみに2月22日は「にゃーにゃーにゃー」で猫の日であるとともに、「ふーふーふー」でおでんの日でもあるそうだ。

今年の2月22日は、この日にぴったりな「おでんだにゃん」を味わってみてはいかがだろうか。猫がいるご家庭ではもちろん、そうでないご家庭でも盛り上がること間違いなしだぞ!

参考リンク:ヤマサちくわ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼にゃんぺんの原材料、栄養成分表記などはこんな感じ