デジタルとヘヴィネスを融合させたサウンドで2000年代の音楽に革命を起こしたリンキン・パーク。2017年7月20日、そんなリンキン・パークのボーカリストであるチェスター・ベニントンが自宅で死亡しているのが発見された。

一夜明けて悲しみが広がっているチェスターの死。ロサンゼルス郡検視局は自殺と見て捜査を行っているという。しかし、7月20日とは……。この日は、チェスターにとって特別な日だったのかもしれない。なぜなら、亡き親友クリス・コーネルの誕生日が7月20日なのである。

・今年の5月17日に自殺したクリス・コーネル

ロックバンド・サウンドガーデンのボーカリストとして、グランジシーンにその名を轟かせたクリス・コーネルが自殺したのは今年の5月17日のこと。

チェスターとクリスは、ライブで共演もしたりする音楽仲間であり親友だったという。お互い世界的なロックバンドのボーカリストのため、他の人が理解できない悩みまで深く理解し合えたのかもしれない。

・クリスの告別式で響かせた歌声

クリスの告別式で、チェスターはレナード・コーエンの『ハレルヤ』をカバーしてクリスを送った。ファンが撮影したその時の歌声はネットにアップされているが、友達に語りかける内容の歌詞を歌うチェスターの声は叫びのようでもある。

そんなクリスの誕生日が、チェスターが自殺した7月20日。親友の誕生日に後を追ったのか……真相は定かではないが、もしそうだとするなら悲しすぎる選択と言わざるを得ない。

いずれにしろ、今は再び出会えただろう2人。また、強く美しいハーモニーを響かせているに違いない。

参照元:CHRIS CORNELL公式HP、Twitter @LPLive
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼クリスの告別式でチェスターが歌った『ハレルヤ』

▼再び出会えたことを祈る