近年、世界的なロックレジェンドの死が相次いでいるのだが、またひとり偉大なロックシンガーがこの世を去った。亡くなったのは、「サウンド・ガーデン」や「オーディオ・スレイブ」などで活躍した、クリス・コーネルだ。

まだ52歳という早すぎる死に、ロックギターの巨匠ジミー・ペイジも悲しみをあらわにしている。

・ジミー・ペイジの投稿

「クリス・コーネルの冥福を祈る。信じがたい才能の持ち主。信じがたい若さ。信じがたい喪失だ」(RIP Chris Cornell Incredibly Talented Incredibly Young Incredibly Missed.)(ジミー・ペイジTwitterより)

・グランジ、オルタナティブに多大な影響

1984年結成のサウンド・ガーデンは、90年代に到来する「グランジ」や「オルタナティブロック」ブームの先駆けのバンドである。1994年リリースのアルバム『スーパーアンノウン』は、全米1位に輝き、収録曲の『ブラックホール・サン』はグラミー賞最優秀ハード・ロック・パフォーマンス部門を受賞。この曲は後に数多くのアーティストにカバーされている。

バンド解散後(2010年に再結成)に、クリスはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーと共に、オーディオ・スレイブを結成し、やはり名曲を残している。

まさか52歳という若さでこの世を去ってしまうとは……。クリスの冥福を心よりお祈りする。

参照元:The guardian(英語)、Twitter @JimmyPage
執筆:佐藤英典

▼サウンドガーデンを代表する曲『ブラックホール・サン』

▼サウンドガーデン『スーパーアンノウン』

▼オーディオ・スレイブ『レベレ―ション』

▼オーディオ・スレイブ『ビィ・ユアセルフ』