携帯電話やスマホを契約する際、必ずと言っていいほど “縛り” がある。そう「2年契約~」「期間外だと違約金○万円~」という例の厄介なヤツだ。きっと「縛りのせいで機種変するタイミングを逃している」というユーザーも多いことだろう。

だがしかし、実は「違約金なしで携帯電話を解約する方法がある」と朝日新聞が報じたのだ。その方法については後述するとして、問題はドコモ・au・ソフトバンクの大手三社がその説明を客にほぼしていなかったことである。さらにドコモでは「客が自ら契約書の当該部分を指摘しない限り適用しない社内ルールを作っていた」というから悪質だ。

・約8割のショップで説明されず

朝日新聞によると、携帯電話は契約して8日以内なら違約金なしで解約できるという。これは2016年5月に導入された比較的新しい制度で、電波がつながりにくかったり、店での説明が不十分だった場合は、8日以内なら違約金なしで解約、端末代も返してもらえるというものだ。

だがしかし、総務省の調査によると全体の約8割のショップで同制度の説明がされておらず、さらには冒頭でもお伝えした通り、NTTドコモでは、

客が自ら契約書の当該部分を指摘しない限り適用しない社内ルールを作っていた

というから、悪質と言われても仕方ないだろう。この調査結果を受け総務省では、近く大手3社を行政指導する予定だそうだ。

・ネットの声

「8日以内なら無料で解約できるのか。知らなかった」
「こういう調査はどんどんやってほしい」
「今年に入ってスマホ乗り換えたけど、こんな説明聞いてない」
「“契約書に小さく載ってます文化” を何とかしてもらえないかね?」
「要するに素人だと思って客をナメてるんだよな」
「テレビCMをガンガン流している優良企業3社がこれですからね」
「↑日本の恥だ」
「PCデポじゃねーんだからさ」

契約した人の中にはこの制度を知らなかったがために、泣く泣く不便な携帯電話やスマホを使い続けているケースもあることだろう。ネットの声にもあるように、契約者は基本的に素人である。だが素人だからこそ丁寧な説明が必要だと思うのだが、あなたはどう思うだろうか?

参照元:朝日新聞デジタル
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.