2017年秋、iPhone8に続きiPhone Xが発売となった。特にiPhone Xは人気があるようで、アップルストアでは品薄状態が続いているようだ。おそらく新型iPhoneに機種変更する人の中には「この機会に格安SIMに乗り換えたい」とお考えの人も多いことだろう。

格安SIMとは何か?」「メリットはなんなのか?」については過去の記事をご参照いただきたいが、記者もつい先ほどiPhone8片手に大手キャリアから格安SIMへ乗り換えを済ませて来た。実際にやってみるといくつかの注意点も判明したので、今回は「今さら聞けない格安SIMに乗り換える方法」をコッソリとお伝えしたい。

・3つのステップ

格安SIMへの乗り換えは、もちろんiPhoneでなくても可能だ。また今あなたが使っているiPhoneでも、買い換えナシで格安SIMへ移行できる可能性がある。なので、「iPhoneを買い換えたくはないけれど格安SIMを使いたい」という人は、契約したい格安SIMサービス会社に問い合わせて、必要な手続きを確認して欲しい。

ただ今回は記者がiPhone8に機種変更したので、本記事は「新たに購入したiPhoneで格安SIMを使う方法」としてお届けしよう。

さて、格安SIMに乗り換えるには大きく分けて3つのステップが存在する。


1: iPhoneを用意する
2: 通信会社を選ぶ
3: 契約する


既に格安SIMに乗り換えた人ならば当然ご存じのことばかりだが、記者が引っかかったトラップも合わせ順番に説明していこう。

・ステップ1:「iPhoneを用意しよう」

格安SIMに乗り換えるためには、当然ながら格安SIMの通信会社を選ぶ必要がある。そしてその選択肢を広げようと思ったら、SIMフリー版のiPhoneを選ぶのがオススメだ。となると、アップルストアで直接購入するのが定番で、今ならドコモでも一括購入すれば即日SIMフリーに出来る。ただし……!

ひとつ注意して欲しいのは、家電量販店に設置されている “アップルっぽいコーナー” でSIMフリーのiPhoneは購入できないということだ。記者はこのことを知らず、まんまとお預けを喰らうハメになった。アップルっぽいコーナーで販売しているのはあくまでキャリア用のiPhoneで、SIMロック状態となっている。

なので東京ならば銀座や渋谷、表参道などのアップルストアで直接購入しよう。もちろん、アップルストアのオンラインで購入してもOKだ。

・ステップ2:「通信会社を選ぼう」

Yモバイル・UQモバイル・LINEモバイル・楽天モバイル……などなど、格安SIMの通信会社は多い。どの会社のどのプランを選ぶかは人それぞれだが、よくわからない場合は家電量販店などでプロに聞くのが手っ取り早いだろう。

結果的に記者はYモバイルを選択した。理由はこれまでソフトバンクを利用していたからで、ソフトバンクの回線を使用するYモバイルならば「とりあえず今まで通りの使い方ができる」と判断したからだ。

ちなみにUQモバイルはau、その他多くの通信会社はドコモの回線を利用するので、参考にして欲しい。また、YモバイルとUQモバイルは「電話もちょっとは使う」という人向けの通信会社であることも記述しておこう。

・ステップ3:「契約しよう」

通信会社を選んだら、あとは契約を済ませるだけである。窓口に出向き、係の人の説明にそって契約をしよう。なお、事前にNMP(ナンバーポータビリティ)の番号を取得しておくと契約がスムーズに進むぞ。

今回の契約に必要だったものは、端末(iPhone)身分証明書(運転免許証)クレジットカード(キャッシュカードでもOK)のみである。印鑑も現金もいらないから、気軽に出向いてもきっと大丈夫なハズだ。キャリアの途中解約料も後日 口座から引き落とされる。

通信会社とプランさえ決まっていれば、30分~1時間くらいで契約は完了だ。ようこそ、格安SIMの世界へ! また当然だが、iPhoneから新型iPhoneに機種変更する際はバックアップも忘れないようにしよう。

格安SIMの登場により、何が何でも大手キャリアを選ぶ必要はなくなった。「格安SIMに乗り換えたいけど、どうすればいいのかわらかない」という人はぜひ参考にしていただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.