んで、いきなり

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いきなりのヘアヌード。まさかの話題、ヘアヌード。世界各国の900万人が固唾を呑んで見守る中、しょっぱなからシモネタをぶっこんでくるとは、マジで大川氏はハンパないな……と、中3ながら素直に思った。話の続きが気になってしょうがないのだ。

それはさておき、大川氏が言いたかったことを、私の言葉で解説しよう。

「まず、いろんな種類の地獄があるけれど、地獄界には「色情地獄」ってものがある。欲望のままに人生をおくったら、色情地獄におちる。マスコミどもは欲望まるだしのヘアヌードを使って、日本を色情地獄化しようと試みている。

羞恥心を失った人間は動物と同じ。そんな人間が死んだら畜生道か、色情地獄に行くことになる。それを止めたい……ッ!! ゆえに雑誌の編集者たちよ、地獄に落ちるのは、あなたひとりで十分だ。他人を道連れにしてはならんっ……!!」

──という感じだ。

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この話を聞いた時、ヘアヌード満載のエロ本を買いまくっている私の父親は間違いなく地獄行き決定だな……と思うと同時に、それをコソコソと隠れて読みまくっている私もまた地獄行き間違いないな……と思ったが、ついついエロ本のことばかり考えてしまう血気盛んな中3の私は、ひどく興奮してしまった。もう完全に地獄行きだ。

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それはどうでもいいとして、次なる話題は「いじめによる自殺者を英雄視するな」と「脳死による臓器移植はやめろ」であったが、話がマジメだったので割愛。そんなこんなでマスコミ批判が終わると、いよいよ「悪魔の宗教」についての話が始まった。

ここからは漫画でどうぞ。

sonomono

jakyo

syakaimondai

tateba

aum

semeseme
mohaya

sikasi

rasbos
masaka

souka

butigire

──てな感じで、その後は「六大煩悩を身に体現しておきながら宗教的指導者を名乗るとは何事であるか。心の底から反省せよ!」と池田大作氏をディスったり、「邪教に加担する政治家は許すまじ!」と小沢一郎氏をディスったりと完全なる無双状態。

ちなみに、一番盛り上がったのは「創価学会を支持した候補者には1票たりとも入れてはならぬ!」みたいなスピーチのとき。この時は、まるでジャンボ鶴田の応援のごとく、「オオーーーーッ!」という掛け声とともに何万本もの拳がつきあがった。

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最後に大川氏は、あらためて「邪教ゆるすまじ!」と声高らかに宣言し、仏陀の生まれ変わりである自分に帰依しなさい……と、熱狂のスピーチを締めくくったのであった。

・帰宅して

何を信じるも人の自由であるが、中3の私が想像していた以上に衝撃的すぎた1994年の幸福の科学ドーム公演。家に帰った私は、「どんな感じだった?」と興味津々で聞いてくる母に「すごかった。オウムの話も出てきたよ(笑)」と簡単に説明した。

ちなみにバリバリの思春期がゆえ、恥ずかしくて母に「ヘアヌード」の話はできなかった。なお、大川氏が名指しで邪教と批判したオウム真理教が地下鉄サリン事件を起こしたのは、この日から3カ月と2日後、1995年3月20日のことである。

Report:GO羽鳥
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24.