
当サイトの熱心な読者の方々なら、編集部メンバーのただならぬプロレス愛はご存じのことだろう。その愛の深さは編集長自ら、大仁田厚を完コピできるくらいの信者(かつて)だったり、編集部メンバーで ”プロレス界の伝説” アントニオ猪木をオマージュした企画をしたりと、とにかくプロレス好きが多い。
そんな当サイトだが、実は女子プロレスに関する記事が圧倒的に少ないのに気づいた。ここ数年でいうと亀沢記者が、女子プロレス団体に入門して体当たり取材をした記事くらいだ。
かくいう私(耕平)も、女子プロレスが地上波で放映されていた時は度々見ていたものの、最近は全くと言っていいほど知識がない。が、YouTubeで見ているうちにハマってしまい、一度生で観戦したいという気持ちが強くなって初めてチケットを購入。そこで見た光景は動画じゃ伝わってこない、ガチなエンターテイメントだった!
・長与千種さん率いる「マーベラス」
私が向かったのは5月3日に後楽園ホールで行われた、『Marvelous(マーベラス)7周年記念大会』。この「マーベラス」は千葉県船橋市に道場を構える女子プロレス団体で、昭和の女子プロレス全盛期だった頃に中心にいた伝説のコンビ「クラッシュ・ギャルズ」の大人気レスラー、長与千種さんが立ち上げた団体だ。
ちなみに後楽園ホールはキックボクシングをはじめとした格闘技の試合観戦で何度も来ている私。しかし、プロレスの試合は一度も生では見たことがなかった。理由は私自身、武術を習っていることもあり、打撃メインの格闘技にしか興味がなかったからである。
この日の開場は10時45分。午前中にどうしても外せない用事があった私は、12時ごろに後楽園ホールにたどり着く。
会場に入ると、場内はほぼ満員状態。
昔の女子プロレスを知っているだけに、今は人気が下火になっている──そう勝手に思い込んでいたが、全くそんなこと無いといった印象だ。ちなみに私が購入した席は8800円の「指定A席ソーシャルシート」という前から3列目ほどの位置にあり、ほぼ目の前で試合を観戦することができた。
そして、創始者である長与千種さんが、リングサイドでカメラマン役に徹していた。
・熱気がハンパない
私が会場に入った時には、すでに第4試合目が始まっていた。そこには女子プロレスの全盛期を牽引していた「全日本女子プロレス(通称:全女)」時代のレジェンドレスラー、ジャガー横田選手と同じく全女時代の人気レスラー、井上京子選手の姿が!
そして対戦相手はマーベラス所属のMaria選手と、新進気鋭のレスラー、川畑梨瑚(りこ)選手のタッグコンビ『マゼンタ』。
これからの若手選手が、レジェンドレスラーに勝負を挑むといったコンセプトの試合らしい。試合が始まり、会場のボルテージも上がる。
技が繰り出される際の衝撃音と、その度に沸く歓声。私の隣には女性が2人で観戦していたのだが、もう叫びに近い感じで応援している。これが女子プロレスの熱量か……すげぇ。動画で見るのとは、比べ物にならないくらいの迫力。特に大技が繰り出された時の歓声はハンパない。
試合は若手コンビの『マゼンタ』がレジェンドレスラーコンビに敗北。
その後のマイクパフォーマンスも、実に面白い。個人的に初めて生で観戦した試合となったが、一発でその面白さが理解できた。格闘技の試合の盛り上がり方とは、質が違うと思ったのが率直な感想だ。
次の第5試合目のマーベラスのエース、彩羽匠(いろは たくみ)選手は入場から大盛り上がり! 特に女性からの声援がすごかった。いや、女子かよ。普通にカッコいいだろ。
対戦相手のウナギ・サヤカ選手も今人気のレスラーで、この試合も白熱。
結果は彩羽匠選手が勝利したものの、その後、他団体であるOZ(オズ)アカデミーの尾崎魔弓選手が乱入し、勝者の彩羽選手に襲いかかる!
こういう展開もテレビや動画では何回も見てきたが、やはり目の前で行なわれると緊張感の伝わり方が違う。観客もこの両者の舌戦には声を発することもなく動向を見守っている。そして長与さんも、この乱闘劇には眼光を鋭くさせながら様子を見ていた。
・気がついたら叫んでいた
そしていよいよメインマッチのベルトがかかった戦いが始まる。現チャンピオンの永島千佳世選手とマーベラス所属の挑戦者、桃野美桜選手のシングルマッチだ。
先ほどの試合は2人とも身長が170cmくらいあったが、このタイトルマッチで戦う2人は150cmを少し超えるくらいの、かなり小柄な体型。初めて見たので背景は全くわからないが、どんな戦いが繰り出されるのか……と思っていたら、もういきなりのバチバチ!
数々の大技はもちろん……
場外乱闘で会場を沸かせる!
そして死闘の末……
挑戦者の桃野美桜選手が劇的な勝利!
観客も総立ち! 私も気がついたら、ほぼ事前知識が無いにもかかわらず「みお〜! おめでとう」と叫んでしまっていた。そして、愛弟子のタイトル奪取に感極まる長与さんの姿も感動的だった。
・全力でオススメしたい!
そんなわけで、普通のプロレスの試合レビューみたいな内容になってしまった……が、もう一度、声を大にして言う。私は今の女子プロレスの団体とか事情などの情報は、ほぼ皆無だった。
それでもこの感動と想いを伝えたく、試合後は今の女子プロレスの情報を調べまくった。それくらい、あの1日でハマったということが伝われば幸いである。
というわけで、まだ女子プロレスを生で観戦したことが無い人たちに次ぐ。
「機会があったら一度、見に行った方がいい。後悔しないから」
──現場からは以上です。
参考リンク:マーベラスプロレス
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
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耕平




















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