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今や私たちの生活と切っても切れない関係となったアプリ『LINE』。気軽に連絡が取れる上、手間のかからなさが魅力で、スマホユーザーで使っていない人は皆無と言っても過言ではないだろう。しかし、便利がゆえに弊害も出てくるのが LINE だ。

例えばグループトークがそう。飲み会などの予定を立てるには最適な機能だが、一線を越えると迷惑になる危険性がある。これまで迷惑行為をする “妖怪” にイラッとした経験のある人は、意外と多いのではないだろうか。

・自分発信しまくり妖怪

まず迷惑行為の1つに「グループトークでやたらと自分のことを発信する妖怪」が挙げられる。もしそれが重要な話であれば構わないが、「◯◯なう」など、その発言は誰も興味なく、どうでもいいものがほとんど。メルマガ並の勢いでダダダダダッ……と一方的に自分のことばかり送られたら、誰がどう考えても迷惑行為に他ならない。

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SNSが主流となった今、ツイッターやインスタグラムなど、他人に迷惑をかけないアプリも多い。そのため、それらでやればいい話だが、不思議なことに妖怪はそうもいかず、自分を発信し続ける。それでいて、中には「既読スルー」にイチャモンをつけてくる妖怪までいるから本当にタチが悪い。

・一部だけで盛り上がるケース

また、「複数人数を抱えるグループトークで一部だけが盛り上がる妖怪」も厄介だ。ある程度なら問題ないが、永遠と一部のトークが繰り広げられたら迷惑そのもの。通知が3桁なんていこうものなら、もはや地獄である。

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こちらが「別のトーク部屋を作ってやれば?」と言いたくなる一方で、妖怪は一切気にしておらず。むしろ良かれと思ってやっているので、完全にお手上げ状態が続くことになる。通知をOFFにしていても、イラッとする人は多いだろう。

・解決策がない

そこで解決策を求めたくなるところだが、困ったことにコレといったものがないのがキツイところ。真っ先に思い浮かぶのが「退会」で手っ取り早いものの、グループを作る時点である程度の仲の良さなので、抜けることが気まずかったりするのだ。

「LINE自体をやめる」という選択肢もなくはないが、今のご時世でそうしてしまうと、大きなコミュニケーションツールを失うことになるのでそうもいかず。結果的にはそっ閉じ、もしくは読まずに完全スルーという選択肢しかない。

・現代的な悩み

大抵の場合、妖怪は迷惑と気づいていない上、悪気もないこれらの行為。便利がゆえに生まれてしまった現代的な悩みだが、今後も使っていくからこそ再度考えなければいけない問題だろう。親しき仲にも礼儀あり。昔の人は SNS がない状況の中、イイことを言ったものである。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.