kimbrel

プロスポーツ界で活躍する選手に不可欠なものといえば、強いメンタルである。実力があっても精神的に強くないと大成しないこともめずらしくなく、チームによっては専門分野のスタッフもいるくらい重要視されている。

だからこそ縁起を担ぎ、自分のルーティンを守るという選手は数多いのだが、独特なピッチングフォームをした投手に意外な敵が現れたと話題になっているのでご紹介したい。そして動揺を隠せなかったその様子は、動画「Phillies fans mimic Kimbrel’s mannerisms」で確認可能である!

・動揺した投手

動揺してしまったのは、ブレーブス所属のクレイグ・キンブレル投手。150キロオーバーの豪速球を武器にさまざまなメジャーリーグの記録を塗り替え、現在26歳ながら「史上最高のクローザー」との呼び声も高い投手だ。

・飛行機のようなポーズが特徴

彼はセットポジションに入る前に上半身をグッとかがめ、飛行機のような姿勢で打者と対峙するポーズが特徴なのだが、2014年9月28日に行なわれたフィリーズ vs ブレーブスの試合……2−4で迎えた9回裏に事件は起きた。

・どうにかして揺さぶろうとするフィリーズファン

この日も抑えとしてマウンドに上がったキンブレル投手。先頭打者をヒットで出塁させてしまうと、味方のエラーでノーアウト一、二塁。さらには犠打で1アウト二、三塁へとされ、一打同点のピンチを背負ってしまう。

2点差はあるものの、失投は許されない場面。こんな時こそキンブレル投手はいつものルーティンで平常心を保ちたいところだったが、意外な敵が出現。なんとフィリーズファンによる揺さぶりが始まったのである……!

・気が散るのも当たり前

バックスタンドのフィリーズファンがキンブレル投手のモノマネを一斉に開始。ひとりだけならまだしも10人以上が手を広げて猛アピール! これはメンタルが強くないと務まらない守護神といえども気が散る光景だ……!!

・動揺を隠せないキンブレル投手

これによって動揺したキンブレル投手は制球を乱して暴投してしまう光景も見られ、絶体絶命のピンチに追い込まれた。自チームを勝たせたい気持ちはわからなくもないが、フィリーズファンの行為はいかがなものだろうか。

動画は動揺したシーンのみの収録となっており、満塁としたところで終了となっている。思わずキンブレル投手が心配になる内容だが、最後はショートライナーでゲームセット。意外な敵に苦しみつつも無失点でピンチを切り抜けることができているので安心していただきたい。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼動揺しても仕方ない光景だ

▼かっこいいフォームだぞ!
kimbrel
▼だがしかし……!!
kimbrelfan