DSC01926

1986年の連載開始から現在も大人気! 高級ブランド『GUCCI』とのコラボや、日本全国でジョジョが試し読みできる「JOJO THE WORLD TOUR」を開催するなど、マンガファンから絶大な支持を得ているマンガといえば、週刊少年ジャンプから始まりウルトラジャンプに連載中の『ジョジョの奇妙な冒険』(以下ジョジョ)だ。

ジョジョに出て来る「スタンド使い」と呼ばれる能力者は、全員クセのあるキャラクターばかり。そんな特徴的なスタンド使いのなかで唯一癒し系イタリア料理人として知られるのが、「トニオ・トラサルディー」。通称「トニオさん」である。

・トニオさんの料理

トニオさんはジョジョの奇妙な冒険・第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する。そこで主人公の仗助と億泰に振る舞われたイタリア料理があまりに美味しそうなことから、いまでもトニオさんの料理再現するジョジョファンが後を絶たない。

ファンが再現したトニオさんの料理も素晴らしく美味しそうだが、果たしてトニオさん級の本物のイタリア料理のプロが、この料理を再現したらどれほどまでに美味しいのだろうか!? コレは絶対にジョジョファンなら、確かめてみなければなるまい!

・茨城の名店が再現してくれることに!

トニオさんの料理を再現してもらうなら、トニオさんが出身のイタリア・ナポリ料理のプロ。さらにフツーのイタリア料理店ではなく、日本でもトップクラスの実力を誇るイタリア料理の達人に再現してもらわなければ、絶対にジョジョファンは納得しないだろう。

そこでご協力頂けることになったのが、茨城県が誇るイタリア料理店『トラットリア エ ピッツェリア アミーチ』の太田裕二シェフと、佐々木剛セコンドシェフ! 両名ともにFacebookでのファンが約1000名もいる、茨城県だけでなく日本全国で見てもトップクラスの超実力派料理人である。

また、お二人ともジョジョのファンだというのだから、太田さん、佐々木さん以上にトニオさんの料理を的確かつ美味しく再現できる人はいないだろう。快くご協力いただけたことに感謝しつつ、キッチンへ特別に入らせていただき、再現のようすを取材させてもらうことにした。

・あまりにスゴすぎる完成度に涙が止まらない

お二人に再現していただいたのは、前菜のカプレーゼ、娼婦風スパゲッティー、子羊背肉のリンゴソースがけ、プリンといった実際にマンガに登場する「お客様次第」の3500円のコース。まずはきちんと材料がマンガにも書かれている、カプレーゼと娼婦風スパゲッティーを作るお二人を見るとッ!!

トマトとモッツァレラチーズの枚数もきちんと再現、さらにトニオさんのレシピにはあるものの、普段カプレーゼには使わないというワカメも、佐々木セコンドシェフが丁度良い塩味になるよう最適な分量でドレッシングに配合ッ!!! 気になるお味は、体中の悪い部分が癒される錯覚を覚えるぐらい、ンまああ~いっ!!!!!

娼婦風スパゲッティーは、パルミジャーノ・レッジャーノを最後にかけるところ以外はほぼ通常のレシピと変わらない。コレは料理人の腕に大きく左右されるパスタだが、そこは凄腕の太田シェフ。スタープラチナ級の早技でパパっと娼婦風スパゲッティーを再現してしまったッ!!! 味は言うまでもなく、食えば食うほどもっと食いたくなる味である。

・レシピの書かれていない料理も究極美味

さらに、レシピが書かれていなかった子羊背肉のリンゴソースがけとプリンも、文句なしに激ウマい。料理のウマさでいえば、トニオさんの料理に勝るとも劣らない味わいだろう。プロ中のプロが再現したコースで3500円とは、信じられない価格である。

この「お客様次第」の3500円のコースは、4月12日からディナー限定で茨城県つくば市の『トラットリア エ ピッツェリア アミーチ』で実際に食べることができる。ジョジョファンはモチロン、ファンでなくとも絶対に味わっておきたいアミーチの料理、イタリア料理好きなら絶対にチェックしておこう!

・今回ご協力いただいた飲食店の詳細データ

店名 トラットリア エ ピッツェリア アミーチ
住所 茨城県つくば市手代木286-1
時間 11:00 – 14:30 (L.O. 14:00)18:00 – 23:00 (L.O. 22:00)
※トニオさんのコースは4月12日から当月のディナー限定となります
電話番号 029-852-5885
休日 無休
※年末年始を除く

Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

▼まずは佐々木セコンドシェフが『カプレーゼ』を再現
DSC01875

DSC01853

DSC01867

DSC01856
▼再現度・味ともに最高で泣いた!
DSC01880

DSC01882
▼次は太田シェフが『娼婦風スパゲッティー』を再現
DSC01904

DSC01883

DSC01887

DSC01898

DSC01911

DSC01915

DSC01919
▼これは再現料理を超えた、真・再現料理! ウマすぎ!
DSC01923

DSC01921
▼次は両シェフが共同作業で、子羊背肉のリンゴソースがけを再現
DSC01934

DSC01926

DSC01900

DSC01937

DSC01942
▼仗助と億泰級の名コンビによる料理は言うまでもなく最高
DSC01951

DSC01956
▼最後のプリンも、もっちり具合ととろとろ具合がパない! これで3500円は神だわ(笑)
DSC01958

DSC01966