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海洋深層水を取水できる美しい海と、雄大な山々に囲まれた高知県。非常に美味しい食材の宝庫としても知られている地域だが、高知県の最高の食材を最強のシェフが調理したら、どれほどまでに美味しくなるのだろうか?

先日そんな疑問を晴らすべく、茨城県最強のイタリアンレストラン「トラットリア エ ピッツェリア アミーチ」の太田裕二シェフに同行してもらい、高知県へ向かった。GO羽鳥記者と太田シェフが見つけた食材を、実際にお店で調理してもらうことに。

高知県最高の食材は、日本最高の料理になるのか!? それも確かめるため、料理研究家のヤスナリオ先生に試食を依頼。高知県海の幸コースと山の幸コースを両方食べてもらい、どちらが優れているかジャッジしたぞ!

判定方法は、「パスタ」、「メイン」、「ドルチェ(デザート)」を海・山それぞれ1種類ずつ食べてもらう。その後どちらが美味しかったか判断するという流だ。

最初に出てきたパスタは、海が「金目鯛のズッパディペッシェ」、山が「徳谷トマトのカッペリーニ」。両方とも非常に美味しそうだが、ヤスさんの評価は以下のとおりである。

▼海のパスタ
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▼山のパスタ
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「海のパスタのキンメダイの奥深いコク、徳谷トマトの素晴らしい甘さと爽やかさ、どちらも捨てがたいんですが、あえて選ぶなら山でしょうか! 普段食べているトマトとはまったく違う美味しさで、高知県に行ってみたくなってしまいました(笑)」

……とのことだ。お次のメインは、海は、なんと“海のギャング”と呼ばれるウツボを使った「ウツボのポルペッティ(肉団子)」、山は「ごめんシャモの肉巻き そば米和え」ヤスさんは以下のように評価する。

▼海のメイン
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▼山のメイン
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「こちらもパスタと同じく、素晴らしく美味しいです! 特にウツボがこんな風に仕上がるなんて、さすがシェフですね。ごめんシャモは香ばしく焼き上げられ、高知県名物のそば米との相性も最高です! どちらが良いか非常に悩みましたが、ウツボの意外性がポイントで海の勝利!!」

山と海でここまで1対1、最後のドルチェでどちらが良かったか決まるが、ここで海は“海洋深層水の塩”を使った「塩ジェラート」が登場。山は高知県の市場で買った文旦を使用した「文旦のパンナコッタだ! ヤスさんの評価は……?

▼海のドルチェ
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▼山のドルチェ
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「ウマい! こんなに美味しいジェラート食べたことないですよ。ジェラートにほのかな塩気が加わることで旨さが引き立つのですが、塩が良いからでしょうか? 塩辛くなくとてもバランスの良い味わいになっています。文旦のパンナコッタも素晴らしく美味しかったですが、やはりココはジェラートの勝利で!」

なんと最後は海洋深層水塩が決め手になり、海コースの勝利! やはりダイドードリンコの『miu』のような全国で販売されている飲料に採用されるほど美しい高知県の海洋深層水の実力はダテじゃなかった。また、その他の食材も本当に素晴らしく、まさに高知県は日本最高の食材の宝庫と言っても良いだろう。

miu

高知県コースを食べて数日後、あまりに美味しかったためかGO羽鳥は「美味しかったけどさ……毎日シェフの料理食うワケにもいかないしなんとかコスパよく大自然の恵みを堪能して毎日暮らせないかな……。」とmiuを飲みながら悩んでいた。果たしてコスパ良く自然の美味しい物を食べられるなんて都合の良いことはあるのだろうか?

Photo:Rocketnews24.