onyanyoko

以前、「女子」という言葉に対して過度な拒否反応を示すのはいかがなものか、……という記事を書かせて頂きました。最近、筆者には「女子」という言葉をよりもコレはどうなのよ? と気になっている言葉がございますので、ここに問題提起させて頂きたいと思います。その言葉とは……

・「おにゃにょこ」はネット用語!?

「おにゃにょこ」です。「おにゃにょこって何だ?」という方のために解説させて頂きますと、おにゃにょことは「女の子」を指す言葉です。日常生活でこの言葉を耳にする機会は滅多にございませんが、インターネット上ではしょっちゅう見かけます。

・男性からの印象を考えるべし!

もちろん、「大人の女性がおにゃにょこという言葉を使ってはいけない」という決まりはありません。使いたければご自由にどうぞなのですが、意中の男性があなたの「おにゃにょこ発言」を目にした時を想像してみてください。マイナスイメージを与えかねないですよね。「大人っぽい落ち着いた女性だと思っていたのに、『おにゃにょこの日だからブルー』とか言っちゃってるぜ」と、ドン引きさせる恐れがあります。

・「おにゃにょこ発言」肯定男性は少数

なかには、「自分のことをおにゃにょこと言っちゃうなんて可愛いなぁ~」と目尻を下げる物好き……、もとい優しい男性も存在するかもしれません。しかし決して多くはないでしょう。大方の男性は、おにゃにょこ発言を敬遠すると想定できます。そう考えると、おにゃにょこ発言はセーブしておいたほうが無難ということになります。

・時代の流れによっては……

しかし筆者は思うのです。時代の流れによっては、おにゃにょこ発言が容認される社会になるかもしれない……と。思えば「女子」という言葉も、当初からあちこちで「いい歳して何が女子だ!」と言われ続けてきましたが、飲食店の女子会メニューだの旅行会社の女子旅プランだの、商品としてその言葉が使われるようになったことで、すっかり社会に浸透しました。

「おにゃにょこ」も、飲食店の女性向けメニューや旅行会社の女性向けプランに、その言葉が取り入れられるようになると、ひょっとしたら風向きが変わるかもしれませんね。肉食女子は「肉食おにゃにょこ」、理系女子(リケジョ)は「理系おにゃにょこ(りおにゃ)」。そんな世の中になったら、この連載も「三十代おにゃにょこの恋愛奮闘記」に改名するつもりです。

恋愛コラムニスト: 菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト: マミヤ狂四郎 Twitter