もしかしたらDCが始まったのかもしれない──。2022年12月2日公開の映画『ブラックアダム』を観終えた私、P.K.サンジュンはそう思わずにいられなかった。ブラックアダムはお世辞抜きでかなり最高、本年度で言えば「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と並ぶ傑作アメコミ作品ではなかろうか?
世界的に見ても言えることだが、日本では特にマーベルに後れを取っているDC映画。……が、本作『ブラックアダム』はマーベルとの差を猛烈な勢いで縮める “起爆剤的な作品” になるのかもしれない。
もしかしたらDCが始まったのかもしれない──。2022年12月2日公開の映画『ブラックアダム』を観終えた私、P.K.サンジュンはそう思わずにいられなかった。ブラックアダムはお世辞抜きでかなり最高、本年度で言えば「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と並ぶ傑作アメコミ作品ではなかろうか?
世界的に見ても言えることだが、日本では特にマーベルに後れを取っているDC映画。……が、本作『ブラックアダム』はマーベルとの差を猛烈な勢いで縮める “起爆剤的な作品” になるのかもしれない。
いまから20年前、ここまでアメコミのスーパーヒーローたちが日本で人気を博すと予想した人がどれだけいるだろう? アイアンマン、ハルク、キャプテン・アメリカ……。今では誰もがあたり前のように知っているが、当時はせいぜいバットマン、スーパーマン、スパイダーマンくらいしか知られていなかった。
それを思うと高校生の頃、渋谷の「まんがの森」で輸入コミックをコツコツ買い集めていた(英語読めないのに!)記者としては胸が熱くなるものがあるが、せっかくならばDC作品もみなさんにご覧になっていただきたい。特に2017年公開の「ワンダーウーマン」は、DCユニバースの入り口としては最高だ。