「家そば放浪記」の記事まとめ (2ページ目)

鴨なき世界の鴨の味【家そば放浪記】第246束:ツルハドラッグで買った、はくばく(霧しな)『「蕎麦屋」の鴨だしせいろ蕎麦(つゆ付き)』408円(1人前136円)

前から気になっていた商品があった。『「蕎麦屋」の鴨だしせいろ蕎麦(つゆ付き)』なる商品だ。

これまで3店舗ほどで見かけてきたので、けっこう売れ線だったりするのかしら?

それにしても、「つゆ付き」である。過去にも1度だけつゆ付きの干し蕎麦(第205回:小山製麺『もりおかわんこそば そば処 東家(つゆ付)』)をとりあげてきたが、なんと今回は「鴨だし」なのである。

しかもパッケージをひっくり返してビックリ仰天。

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プロHOSHISOBARとしての矜持【家そば放浪記】第245束:北海道どさんこプラザで買った、藤原製麺『北海道育ち 江丹別(えたんべつ)そば』303円(1人前101円)

アンテナショップって最高だよ。だって、その地方に行かなくても、その地方の食べ物とかが楽しめるのだから。

先日、吉祥寺に行った時のこと。けっこう前から通っている北海道のお店に行ってみたら……あーっ! ここ、いつぞやか有楽町あたりの店に行った「北海道どさんこプラザ」じゃないの!

いつも瓶詰めの鮭フレークを買いに行ってたお店が、まさか干し蕎麦パトロールでよく行くアンテナショップと同じだったとは……!(←今さら気づくな) と、いうことは……?

あったあった。まだやってないのがあった。えーっと、藤原製麺『北海道育ち 江丹別(えたんべつ)そば』。となりにある『幌加内そば』のほうは第192回でやっている


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私のメインめんつゆは「創味のつゆ」だよ【家そば放浪記】第244束:西友で買った、西友(おびなた)『みなさまのお墨付き 信州そば』268円(1人前54円)

たびたび「つゆ」に関する質問が届く。その都度できるだけ当連載内で説明するようにしてきたのだが、なぜか今週末にかけて一気に3通も「つゆはどこのを?」的な質問が届いたので、またあらためて答えておきたい。

第41回でも、家そば放浪記番外編でも、第205回でも同じ説明をしてきたが、私のメインつゆは『創味のつゆ(創味食品)』、サブ的に『味よし(JA櫛引農工連)』である。

ちなみに私のメインとなるスーパーは、もうかれこれ10年ほど西友(SEIYU)であり、西友といえば「みなさまのお墨付き」シリーズなのであるが……まだ「そば」を取り上げてなかった!

西友に行くたびに目に入る『みなさまのお墨付き 信州そば』。なんといなく今まで見て見ぬ振りをしてきたが、いちおうどんな干し蕎麦なのか確かめておいた方が良いだろう。

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あえて得意技を封印した挑戦的な意欲作【家そば放浪記】第243束:MIURAYA(三浦屋)で買った、自然芋そば『更科九割そば』505円(1人前253円)

九割とは、めずらしい。

通算243回を数える当連載だが、これまで商品名に「十割」と付いているものは26個。「八割」(二八ふくむ)は27個

対して「九割」は、今回とりあげる商品を入れても たったの2つ。

まずひとつは第100回、小山製麺『奥州 池森そば 香りの外一 至福の九割そば』。もうひとつは今回の 自然芋そば『更科九割そば』だけなのだ。

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正解の方程式【家そば放浪記】第242束:北野エースで買った、キタノセレクション(山本食品)『北野 HOKUYA 丸々ながの県産 十割そば』627円(1人前314円)

悲しきかな、人は「あたりまえ」と思われると評価されにくい傾向にある。

SNSを例にとると、努力して、少しずつ上達している姿には「いいね」がたくさんついたり評価されるのに、もう上達しきって「上手いのがあたりまえ」になると、人はそこまで評価してくれないのだ。

俗に言う「慣れ」というやつである。

それと同じような現象が、最近私の中で、山本食品の蕎麦、特に「山本の十割」に対して生じている。

「うまくて(美味くて)あたりまえ」になってしまっているのだ。

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あまりにも魔球すぎてオラ混乱の巻【家そば放浪記】第241束:MIURAYA(三浦屋)で買った、田渕製粉製麺『播州手延 そばそうめん』538円(1人前179円)

そばなのか。そうめんなのか。

そういった蕎麦は、今まで数多くとりあげてきた。強く思い出すのは2つある。

ひとつは第170回:ふるせ『そうめん屋が作った手延べそば』。かなり独特な蕎麦であり、ランク的には威風堂々の「裏殿堂」。

もうひとつは第27回:おびなた『蕎麦通のそば』。まったく「そうめん」の「そ」の字も書いてないのに、しかも「蕎麦通」と書いてあるのに、なぜか強くそうめんを感じてしまった異色の蕎麦だった。

そして今回もまた……

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0.5のシャー芯くらい細い。この蕎麦は…もはやアートだ!!【家そば放浪記】第240束:クイーンズ伊勢丹で買った、卯月製麺『ほっそり細そば』335円(1人前168円)

好みとしては、蕎麦なら私、太いのが好きだ。言葉で言うなら「がっつり極太」が好きだ。

思い出すのは第157回の会津製麺『桧枝岐そば(超極太)』。あまりにもスゴすぎて、家か外かでの評価は「宇宙」だったが、太すぎてワケがわからなくなってしまった……ってのも事実ではある。

一方、今回とりあげるのは「がっつり極太」の正反対、卯月製麺『ほっそり細そば』だ。

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潔いまでのツルツル推し【家そば放浪記】第239束:業務用食材クック-Yで買った、戸隠そば本舗(おびなた)『つるっと喉ごし 信州山芋そば』290円(1人前58円)

今回の干し蕎麦におけるスローガンの一貫性が潔(いさぎよ)い。

まず表パッケージにデカデカと「つるっと喉ごし」と書いてある。

その斜め下にメイン的な商品名が書かれており、そのまた横には、目立たない小さい文字で「ツルツルとした食感の風味豊かなそばに仕上げました。」と書かれている。

そして、パッケージの裏には……

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とろろ変化球【家そば放浪記】第238束:コープ(CO・OP)で買った東亜食品工業『兵庫県推奨優良特産品 出石皿そば 山芋とろろつなぎ』278円(1人前93円)

私は仮面ライダーが「出たな、ショッカー!」と言うような感じで「出たな、兵庫県推奨優良特産品!」と叫んでいた。

当連載の愛読者様もまた、同じように「出たな! 兵庫県推奨優良特産品!」と身構えたことだろう。

第210回でも指摘したが、なぜか兵庫県の干し蕎麦には、やたらと「兵庫県推奨優良特産品」と書いてあるのだ。

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とろろ3連戦【家そば放浪記】第237束:北野エースで買った、キタノセレクション(東亜食品工業)『北野 HOKUYA 本場播州 とろろそば』486円(1人前122円)

今年の暑さはもう異常! スタミナつけとかないと倒れちゃうぞ!

そば界においてスタミナといえば、「とろろ」において、ほかにない。

ということで今回から3回にわたってお届けするのが「とろろ蕎麦スペシャル3連戦」!

記念すべき第1回目は、北野エースで購入した東亜食品工業『北野 HOKUYA 本場播州 とろろそば』である。

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キレツルシコシコ【家そば放浪記】第236束:業務用食材クック-Yで買った、戸隠そば本舗(おびなた)『キレのよい食感 信州更科そば』290円(1人前58円)

こちらの商品、なかなかパッケージに書いてある文言が面白い。

まずは「キレのよい食感」。続いて、細かい文字だが「キレのよいシコシコ食感で風味豊かなそばに仕上げました。」でオモテ面は終わり。

そしてウラ面にもあらためて、

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日本三大蕎麦の地に君臨する最強の製造所【家そば放浪記】第235束:ビオラルエキマルシェで買った、本田商店『国産有機蕎麦使用 有機そば』421円(1人前211円)

負けなしの本田商店(島根県)。

これまでの登場は5回にして、ベスト5のランキング入りが2回。その後、順位が変動しても、「〜松〜(文句なしの外)」が4本、「〜竹〜(外)」が1本と、完全なる「家なき子」。驚異的な強さを誇っている。

間違いなく島根屈指の干し蕎麦製造所であり、日本三大蕎麦(岩手県のわんこそば、島根県の出雲そば、長野県の戸隠そば)のひとつであるという意地も垣間見える。

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ツンデレそば!【家そば放浪記】第234束:パルシステム生活協同組合連合会で買った、pal system(北舘製麺)『国産そば粉使用 二八そば』376円(1人前188円)

今から2年前の2022年。パルシステム(pal system)に入っていた私は、ロケットニュース24にて「生協通信」という連載を始めた。

3回で終わったが。

当然、パルシステムも退会。「そんなに頼むモノがなかった」のが辞めた理由だが、私の周りには母をはじめ複数人のパルシステマーがおり、相変わらずその信用度は絶大だ。

“pal system” のロゴが入った今回の干し蕎麦は、そのうちの1人に注文してもらった。

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私の城(家)で外の蕎麦を好き勝手食べる幸せ【家そば放浪記】第233束:クイーンズ伊勢丹で買った柄木田製粉『永坂更科 布屋太兵衛 御前そば』875円(1人前292円)

前々から行ってみたい蕎麦屋がある。「永坂更科 布屋太兵衛(ながさかさらしなぬのやたへえ)麻布総本店」だ。

200年以上もの歴史がある蕎麦屋であり、東京には上記の麻布総本店のほかに、池袋と東京にも店舗がある。

東京以外にも、神奈川、千葉、埼玉、北海道、そして福岡にも支店がある。くそ〜っ、行ってみたい。

もう干し蕎麦の「布屋太兵衛」は、何度か食べてきたから覚えている。なので是非とも本物を食べてみたいのだ。

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ソバパの時はこういうのが良い【家そば放浪記】第232束:阪急百貨店で買った、柄木田製粉『のどごしつるつる 信州二八そば』368円(1人前184円)

大阪は阪急百貨店に売られていた今回の蕎麦。

お店の棚2ラインを使うほど激推しされている「阪急プレミアム」の蕎麦であり、

「石臼挽きのそば粉の香りとつるつるしたのど越しの良さ! 北海道産のそば粉8割使った二八そばを細麺に仕上げました」

とのポップも掲げられている。

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パッケージ裏を見たら “最強タッグ” だった…【家そば放浪記】第231束:久世福商店で買った、山本食品『戸隠・信濃町産そば粉使用 八割そば』550円(1人前550円)

「ウソだろ?」「またまた〜」「そんなの見たことないよ」。

何に対しての疑いかと言うと、知人が言った「久世福商店の干し蕎麦がある」という情報に対してのことだ。

少なくとも私の近所にある久世福商店では見たことがない。いや、もしかしたら見落としていただけかもしれないが……私は断じて見たことはないっ!

そう突っぱねたところ、知人はいとも簡単にアッサリと、「久世福商店の干し蕎麦」を買ってきたのであった。

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夏バテ防止にもっていこいかも【家そば放浪記】第230束:業務用食材クック-Yで買った、みうら食品『山形そば尽くし やまいもそば』322円(1人前108円)

山形県にある「みうら食品」が作る干し蕎麦は、実にクセツヨな店に置いてある。

今回を入れて3回登場であるが、1回目、2回目は、よくテレビにも出ているスーパー「アキダイ」でゲット。

そして今回は、かなり特徴的な業務系スーパー「クック-Y」での捕獲。

なんとなくだが、崖っぷちでしか採取できない「燕の巣」のような、貴重な存在感すら漂ってくる。

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たちあがれ、おやじ【家そば放浪記】第229束:親父がどこかで買ってきた、VALUE PLUS(滝沢食品)『風味豊かでのどごしの良い信州そば』258円(1人前65円)

少し前、親父が倒れた。あまりにも突然に。緊急病院に搬送されそのまま今現在も入院中。

そんなこんなで必然的に実家にも行く機会が増えたのだが、ある時、母から干し蕎麦を渡された。

なんでも、こうなる前、親父が買ってきた蕎麦であるという。自分で作って食べようとしていたらしい。

でも今は無理。賞味期限もあるし、親父を待ってる時間もない。ならば、私が代わりに食べてしまおう。

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食べる前に感じる「家」の予感は大抵あってる【家そば放浪記】第228束:西友で買った茂野製麺『味川柳つるしこそば』301円(1人前60円)

作る前から「家だな」って思う蕎麦がある。決して “家だから悪い” というわけではないが、試合する前から「家だな」となる。

例えば今回の茂野製麺『味川柳つるしこそば』もまた、茹でる前から「家だな」という予感があった。

店頭でパッケージを手に取り、裏返したらそれはほぼ確信に変わった。

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ややジャンク系な「家」が欲しい時もあるという話【家そば放浪記】第227束:西友で買った柄木田製粉『信州大盛りそば』355円(1人前89円)

このところ、ホームグラウンドならぬ我がホームスーパーマーケット「西友」の干し蕎麦コーナーの棚の中の品揃えが、実にダイナミックに変化している。

夏に向けて心機一転。フレッシュな面々をスターティングメンバーに起用しまくり、新風を吹かせようとしている感がある。

うまくいく采配もあるだろう。だが、あまりにもチャレンジしすぎて失敗するパターンもあると見た。

ついに来た、そば(そうめん含む)の季節。今がまさに「スーパーの干しそば棚が一番おもしろい時期」なのである。

そんな中、とりわけ存在感を誇っていたのが、今回のそば柄木田製粉『信州大盛りそば』である。

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