先日、ロケットニュース24で中国人男性がUFOを自作中であることをお伝えしたが、そのUFOがついに完成したそうだ。
理論上は高度2メートルの飛行が可能だったが、前回、UFOはほとんど地面に張り付いた状態でありフライトには失敗。その後改良に改良を重ね、「今度こそはいけるはず!」と、中国メディアが見守る中実験は行われた。
UFOの製作にチャレンジしているのは中国湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市の農業を営む男性シュー・マンションさんだ。
シューさんは子どもたちのすこやかな成長のため、ずっと教育理念をあたため続けてきた。その理念を実現させるべくUFOを使ってお金を稼ぎ、理想の学校の設立するのが彼の目標である。シューさんの熱い思いを受け機体には実験成功を願う横断幕も取り付けられ、周囲の期待を背に実験はスタートした。
ところが、当日、自動であるはずのメインプロペラが動かず急遽手動で回してみたり、部品がポッキリと折れてしまったりとトラブル続き。今回も失敗かと思われたが、ついに轟音(ごうおん)と共にUFOはシューさんを乗せ浮き上がったのである。
飛行時間はわずか10秒、高度も1.5メートル程度。しかもコントロールできないため地面にくくりつけられた状態。まるでつながれた犬である。これをUFOと言っていいのかはちょっと微妙だ。
だが、UFO開発はあくまで学校設立資金のための手段。一応の成功を収めたことにシューさんと支持者は満足気だ。そしてネットユーザーからも「よくやった」「これからも頑張って」と応援コメントが寄せられている。
参照元:Youtube fengfunvideo