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これまでネット上に公開された未確認飛行物体(UFO)の動画を数々お伝えしてきた。それらの真相を把握するに至ってはいないのだが、私(佐藤)はいつか必ずその真相が解明される日が来ると信じている。そんななか、当編集部に未確認飛行物体を撮影したという人物からタレコミがあった。

その人物、益子祐司さんによると、動画は2015年7月17日に東京・新宿区で撮影したというのだ。東京都内、しかも新宿で撮影したとは。実際にお送り頂いた映像を見ると、ほんの一瞬ではあるが、飛行機やドローンなどとは違う発光体が確かに映像に収められているのだ。コレは一体……。

・撮影者自身によるレポート

益子さんに撮影時の状況をメールで尋ねたところ、以下の回答を得ることができた。益子さん自身の指摘から、飛行機やドローンなどではないことがわかる。以下は益子さんのレポートだ。

・撮影時の状況

「2015年7月17日23時45分。新宿区内のマンション(4階)バルコニーから発光体を撮影。残念ながら、Youtubeにアップロードすると、オリジナルよりもかなり画質が劣化しますが、実際の動画では明るく鮮明に発光しています」

・夜間飛行、ドローンとは考えにくい

「オリジナル動画は2分近い長さですが、発光は一度だけで、夜間飛行のドローン(ラジコン)とは考えられず、定められた航空灯の色(白、赤、緑)とも異なり、通常の航空機ではありえないため、現時点では未確認の飛行物体(すなわちUFO)としか言えませんが、もちろん、地球外の物であるとは断定できません。

光体の周辺の空に雲はなく、1回だけの発光の前後1分間を撮影したものですが、航空灯ならば規則により1.5秒に1回以上は点滅します。また青色は三原色の一つなので、複数の色が混ざって青く見えることはありません。ズームは使っておらず、新宿の夜空は明るいので星は最大ズームでどうにか見える程度です」

・雲のない空

「画面右下の方に見えるのは新宿の高層ビル群で、ゴーッという音は、エアコンの室外機の風です。現場では航空機のライトを何度も撮影しましたが、見え方は全く違います。最近は、回転するLEDレーザー光を夜霧などに照射するイタズラUFO動画もありますが、それらは低空にぼやけて写るだけで、今回の発光は雲のない空のエリアです。また、レーザービームの線も見えません」

・検証内容のまとめ

益子さん自身による要点のまとめは以下のようになる。
1.夜間に2分間も点灯(点滅)せずに、かなりの高さを(見かけ上は遅い速度で)飛ぶドローンは通常はありえず、凧が飛ばせる高度ではない
2.航空機のライトは赤、白、緑のみ、点滅は1.5秒に1回以上(1分間に40回以上)と定められているため、通常の飛行機ではない
3.発光の位置に雲はないので、レーザー等を照射するのは不可能

・今回の撮影の目的は?

撮影時の状況と、益子さん自身の検証は以上である。私が気になったのは、何を撮影しようとしていたか、ということだ。多くの目撃報告の場合、何か別に撮影目的があったうえで、謎の飛行物体を偶然捉えていたということが多い。その点を尋ねると、

「実は、1965年に海外のある夫人が目撃したという「ロイヤルブルー(鮮やかな青色)をしたUFO」が実在するのかどうか、1ヶ月ほど前から懸命に検証を続けてきまして、私個人の結論としては「実在しないだろう」との見解に達しました。しかし、その夫人の証言を子供の頃から信じていた私は、強いショックを受けて、どうしようもなく寂しい気持ちになってしまったため、思わずベランダから夜空を見上げて、「本当にロイヤルブルーのUFOは存在しないのだろうか。もし存在するなら、どうか動画を撮影させてください」と想念を放つように真剣に呼びかけました」

とのことである。これはやはり、益子さんの願いが天に通じたということなのだろうか。それにしても、一瞬とはいえ確かに何かが青く光っている。これはロイヤルブルーのUFOと考えるべきなのか? ナゾは深まるばかりである。

情報提供:益子祐司
参照元:YouTube
執筆:佐藤英典

▼益子さんがYouTubeに公開した映像