
最近、SNSを中心に話題になっている「日高屋」の新商品をご存じだろうか? 2026年10月9日より期間限定で販売中の『濃厚豚骨醤油ラーメン』(税込690円)だ。
豚骨醤油と聞くと、いわゆる「家系ラーメン」を想像してしまうが、果たしてどのような仕上がりになっているのか? 下手をすると家系ファンから袋叩きに遭う可能性もあるが……。
日高屋を愛する者の一人として、不安を抱きつつも注文。その結果、日高屋の奥ゆかしさを改めて感じたのだった。
・まさかの売り切れ
『濃厚豚骨醤油ラーメン』の人気を実感したのは、つい先日、編集部の最寄りの日高屋に入った時のこと。
タッチパネルで注文しようとしたところ、なんと『濃厚豚骨醤油ラーメン』が品切れになっていたのだ。日高屋で品切れなんてなかなか見たことがない。
SNSなどの口コミの影響か? あるいはリピーターが多いのか? はっきりした原因はわからないが、注目度の高い商品であることは間違いないようだ。
結局この日は都心を避け、郊外の店舗でお目当ての『濃厚豚骨醤油ラーメン』を注文した。価格は税込690円。
余計な前置きは抜きにして、まずはスープを一口。すると……頭の中に一瞬、このワードがよぎった。
家系──
・期待以上のクオリティ
家系ラーメンの独特の香りと味わいを生む「鶏油(チーユ)」の気配こそ感じられないものの、豚骨と醤油が調和した濃厚なスープは、思っていた以上に家系に近いような気がする。
日高屋には『とんこつラーメン』というレギュラーメニューがある。クリーミーで食べやすいが、正直なところ豚骨ならではの深みはなく、全体的にチープでつるんとしている。
個人的には、あれはあれで日高屋らしい趣があって好きなのだが、一方でこの『濃厚豚骨醤油ラーメン』には、ただしょっぱいとか、脂っこいとか以上の、たしかなコクが感じられるのだ。
もちろんそれは、店舗で一からスープを作っているような専門店と比べれば、はるかに微弱なものなのだが、私(あひるねこ)は思った。これは本当に家系なのかもしれない。
ドキドキしながら、すかさず麺をすする私。しかし次の瞬間、マッハで我に返ることになる。
あ、やっぱ日高屋だこれ。
・麺はいつもの日高屋
そう、日高屋特有のつるつるした中太縮れ麺で、一気に家系から日高屋に引き戻されるのだ。改めて思い知る。日高屋の麺の記名性の高さを。
とはいえ、690円にしては、この『濃厚豚骨醤油ラーメン』は相当ウマいのではないか。900円以上だったら頼まないだろうが、700円以下なら十分リピートに値する味だと思う。
そして何より、自ら家系を名乗らない日高屋の奥ゆかしさが素晴らしい。
もし日高屋が、このラーメンを大々的に「家系です!」と売り出していたとしよう。おそらくその方が話題性はあったはずだ。しかし同時に、一部の家系ファンから反発を受けたに違いない。
1個だけのったうずらの卵と……。
気持ち程度の海苔1枚。
視覚的な家系要素はそれだけに留め、トータルの印象はあくまで「いつもの日高屋」。その謙虚な姿勢こそが、『濃厚豚骨醤油ラーメン』の魅力を引き立てている最大の調味料かもしれない。
個人的には『チゲ味噌ラーメン』と並ぶ、「期間限定なのが惜しいメニュー」に堂々仲間入りした感がある。
食材がなくなり次第、販売終了とのことなので、未食の方はお早めに。
参考リンク:日高屋
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼ニンニクのライブ感が欲しくなったため追加(税込20円)。
▼このライブ感がたまらない。
あひるねこ















































