
最近、時代の潮目が変わりつつあるように感じるのは気のせいだろうか? たとえばわかりやすいところで言うと、以前は調べものといえばネット検索でいわゆる「ググる(Googleで調べる)」と呼ばれていたが、現在はAIに聞く人も珍しくない。さまざまな検索候補から自分にふさわしい答えを探すということをしなくなった。
ほかにも、若い世代を中心に「ゴンチャ」の勢力が増したり、雑貨・インテリアは「無印良品」より「Standard Products」で探すなど、いろいろなものの流れに変化が見られる。
もしかすると、ドーナツの定番も「ミスド」から別のブランドに変わるかも。私(佐藤)はその可能性を担うのは「ジャックインザドーナツ」ではないか? と睨んでいる。2025年のブランドアイデンティティの刷新から、その勢いが止まらないからだ。
・リブランディングで劇的に変化
ジャックインザドーナツは、つい数年前までそこまで注目を集めるブランドではなかった。2011年に日本で誕生し、どちらかといえばそこまで目立つことはなく、業界トップのミスドと比べても、その存在感は感じられないほどだった。
実際私は2023年に西国分寺のお店に行っている。そのときジャックは「リング da ポン」という、ポン・デ・リングの真似したような商品を出していたので、2つを比較してみたこともあった。
公式ページを見ると、現在この商品は販売していない。これでなくても十分に戦える武器(商品)が以前よりも増えたからだろう。
そんなジャックが劇的に変わったのは、2025年11月のブランド刷新からだ。同年5月にアメリカ発の「ランディーズドーナツ」が日本上陸。代官山に1号店をオープンした。
アメリカンサイズのデカくてカラフルなドーナツは、写真映えすること請け合い。SNSでも写真や動画の投稿されるなど話題になった。その影響があったかどうか定かではないが、ジャックも店舗での商品陳列を大きく変更。カラフルなドーナツが店頭を飾るようになる。
一時もてはやされた「糖質制限」を意識した商品も導入していたようなのだが、これが奮わずドーナツに糖質制限のニーズは薄いと判断し、ゴリゴリにカラーリングした「ギャラクシードーナツ」を導入したところ、これがヒット。以降はオリジナリティの高い商品が増えるようになっている。
実際にお店で商品を見ると、視覚インパクトは絶大。どんな味かな? と興味をそそられるのである。ミスドの商品と比べても視覚的な主張が強い。
・それはドーナツなのか!?
「リング da ポン」以来、約3年ぶりにジャックのドーナツを買ってみた。
購入したのは、チョコファッション(税込198円)・ミルクティーエクレアシュー(税込264円)・クロワッサングレーズ(税込275円)・DOGLE(ド―グル) メープルクリームチーズ(税込380円)の4品。
ジャックには他のチェーンと比べたら個性的な商品がかなり多い。たとえばミルクティーエクレアシューは、シュー生地でクリームを挟んだエクレアのような食感を楽しめるドーナツシリーズ。
円形であることを除けば「ドーナツ」と呼ぶことすら怪しい。
クロワッサングレーズもまた、ドーナツの形をしたクロワッサンとのこと。だから、それはドーナツなのか!?
今年8月に登場したド―グルに至っては、ドーナツとベーグルを掛け合わせたハイブリッドドーナツとのこと。
生地の間にクリームチーズとメープルソースが入っており、その食感はたしかにドーナツとベーグルの中間。表面サクっとしているのに、粘りがあってモッチリもしている。本当に掛け合わせて作ってるんだな。
現在(2026年9月)全国に35店舗を展開しており、SNSでも頻繁にユーザーの投稿を見かけるようになっているジャックは、2040年までに全国100店舗の展開を目指しているそうだ。
このままの勢いが続けばその目標を達成し、いずれミスドと肩を並べるドーナツチェーンになるかも。はたして、快進撃はどこまで続くのか!?
・今回訪問した店舗の情報
店名 ジャックインザドーナツ 京王百貨店新宿店
住所 東京都新宿区西新宿1-1-4 京王百貨店新宿店MB階
時間 10:00~20:30 日祝10:00~20:00
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:ジャックインザドーナツ、まるっと飲食情報局、PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
佐藤英典













































